犬用靴・ブーツ おすすめ10選【2026年版】防水・雪対策・肉球保護を犬種別に厳選比較

犬用靴・ブーツ おすすめ10選【2026年版】防水・雪対策・肉球保護を犬種別に厳選比較
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うちの子、初めて靴を履かせたとき「なんで足が動かないの?」って顔してフリーズしたんですよ(笑)。でも犬種によって全然違って、足の形も歩き方の癖もバラバラだから、靴選びって本当に奥が深いんです。プロ目線で言うと、防水性・フィット感・肉球保護の3点を犬種に合わせて選ぶのが鉄則。今回は2026年最新版として、トリマー歴10年の私が実際に試したおすすめ10選を徹底比較しました!

目次

犬に靴が必要なシーンと、意外と知らない前提知識

去年の夏、サロンにゴールデンレトリーバーの子が来たとき、肉球を見て思わず声が出ました。赤く腫れて、一部の皮がめくれかかっていたんです。オーナーさんに話を聞いたら「いつもの公園コースを歩いてきただけで……」と首をかしげていました。

そのとき時刻は午後2時。舗装された遊歩道を30分ほど歩いてきたとのことでした。

靴を履かせていたら、防げたかもしれない。そう思いました。

ただ同時に、「靴さえあれば全部解決」でもないんです。トリマー歴10年で5犬種と暮らしてきた経験から言うと、靴が本当に役立つシーンは限られていて、逆に向いていない犬もいます。「なんとなく良さそう」で買って、一度もうまく使えなかったという相談も、サロンではよく聞きます。

まずは「必要なシーン」と「そうでないシーン」を正直に整理させてください。


夏の地面・雪道・怪我後ケア——靴が本当に役立つ3つのシーン

① 夏のアスファルト

気温35℃の晴天時、アスファルトの表面温度は60℃を超えます。環境省の熱中症予防情報でも触れられているデータですが、「60℃」という数字は皮膚への影響を考えると本当に深刻な温度です。

ひとつ、今すぐ試せることがあります。晴れた日の午後、手のひらをアスファルトに当ててみてください。5秒間そのまま持てたら、その地面でうちの子を歩かせても今日のところは大丈夫かもしれません。でも5秒も当てていられないなら、肉球も同じことになっています。

ほとんどの方は1〜2秒で手を離すはずです。

犬は「熱い」と感じながらも歩くのをやめません。散歩が楽しいから、飼い主についていきたいから、我慢してしまう。気づいたときには肉球がやられていた、というのがよくあるパターンです。夏の舗装路での散歩には、靴はかなり有効な手段になります。

② 冬の雪道・融雪剤

融雪剤として使われる塩化カルシウムは、肉球にとってかなり刺激の強い物質です。直接触れると炎症を起こすことがあり、さらに「舐めたら消化器にも影響が出る」という点が見落とされがちです。

実際にこんなことがありました。冬の散歩から帰ったあと、肉球の指の間が赤くただれた状態で来店されたミニチュアダックスフンドの子がいました。オーナーさんはちゃんと帰宅後に足を拭いていたとのことだったんですが、融雪剤は指の間の奥まで入り込むので、表面を拭くだけでは追いつかないことがある。それ以来、その方には靴を強くおすすめするようになりました。

雪道・融雪剤シーズンは、靴の「本領発揮」のタイミングです。

③ 怪我・手術後の肉球保護

骨折や手術のあと、患部を保護したり室内のフローリングで滑らないようにするために靴を使うケースも増えています。ただし、このケースは獣医師の指示に従うのが前提です。「市販のものを好きに選べばいい」という状況とは少し異なるので、必ず主治医に相談してから選んでください。


「つけるだけで解決」じゃないケース——向き・不向きの正直な話

プロ目線で言うと、靴が逆効果になるケースも正直あります。

短頭種(フレンチブルドッグ・パグなど)は要注意です。

以前、フレンチブルドッグのお客さんで、何度試しても靴に慣れなかった子がいました。素材を変えても、サイズを変えても、どの靴を試しても装着した瞬間に止まって動かなくなってしまう。無理に歩かせようとすると、過呼吸気味になってしまったんです。

オーナーさんと何度も相談して、最終的に「この子には靴は諦めよう」という結論になりました。短頭種はもともと呼吸に負担がある体の造りなので、靴で歩き方が崩れると全身への負担がさらに大きくなることがあります。靴よりも「歩く時間帯を変える」「地面を選んで歩く」といった環境側の工夫のほうが、現実的な場合があります。

関節疾患(パテラや股関節形成不全)がある犬も同様です。靴で歩き方が変わることで、関節への負担バランスが変わる可能性があります。「靴を履いたら楽になるかも」と思って買ったけれど、装着後にかえって歩き方がおかしくなったという相談を受けたことがあります。このケースも、まず獣医師に確認することをおすすめします。

「犬に靴=かわいい+機能的」というイメージが先行しすぎていて、合わない子に無理に使わせようとするのが一番もったいない。向き・不向きを見極めることが、最初のステップです。


肉球が傷む原因は「靴をしていない時間」が9割

靴を買う前に、一度だけやってみてほしいことがあります。

散歩のあと、毎回肉球をちゃんと確認していますか?

拭くだけじゃなくて、指の間まで見る。赤くなっていないか、皮が浮いていないか、乾燥してひび割れていないか。この習慣があるかどうかで、肉球の状態は本当に変わります。

靴は「散歩中の物理的な保護」にはなります。でも靴をしていない時間——家でのんびりしている間、暖房のかかった室内を歩き回っている間——のケアまでは補えません。フローリングの摩擦、暖房による空気の乾燥、こういった日常の環境が肉球を少しずつ傷めていきます。

保湿ケア用のクリームを散歩後に塗るだけで、肉球のコンディションは大きく変わります。靴は「手段のひとつ」であって、日々のケアの代わりにはなりません。

「靴を買う前にこれをやってほしい」と言いたくなってしまうのは、そういう理由です。毎日のケアを習慣にしたうえで「やっぱり靴も必要だな」と感じたときに、次のセクションの選び方を参考にしてもらえると、選択の解像度がぐっと上がると思います。


犬の靴・ブーツの選び方:素材・サイズ・脱げにくさの3軸で考える

犬の靴・ブーツの選び方:素材・サイズ・脱げにくさの3軸で考える

サロンで靴の相談を受けるとき、いちばん多いのが「買ったけどすぐ脱げる」「サイズが合わなかった」という後悔です。商品自体の問題ではなく、選び方の段階でつまずいているケースがほとんどです。

靴選びには3つの軸があります。素材・サイズ・固定方式です。この3つを理解してから商品を見ると、自分の子に合うものがぐっと絞られます。


素材の違いで用途がほぼ決まる——シリコン・天然ゴム・ファブリック混合の使い分け

靴の素材は大きく3種類に分かれます。それぞれの特性を整理します。

素材特徴向いているシーンデメリット
シリコン軽量・柔軟・低コスト短時間の外出・夏場の一時保護耐久性が低い・長時間は蒸れる
天然ゴム防水性が高い・丈夫雨天・雪道・融雪剤対策重い・夏場は熱がこもりやすい
ファブリック混合軽量・長時間向き・通気性あり長時間の散歩・トレッキング防水性にばらつきがある

「全犬種対応」と書かれている商品のほとんどはファブリック系です。「全犬種対応」という文言は「どの犬でも最適に使えます」ではなく、「小さいサイズから大きいサイズまで展開しています」くらいの意味で受け取ったほうが現実的です。

ひとつ実践的なアドバイスを。パッケージや商品ページに素材名が明記されていない商品は避けたほうがいいです。 素材の開示ができない=品質への自信がない、ということが多い印象です。

少し話がそれますが、トリマーとして一番困るのが、ファブリック素材の靴をトイプードルに使っているケースです。トイプードルの毛はとても細くてカールしているので、靴の表面生地に毛が絡まってしまうんです。靴を脱がせるときに毛が引っ張られて、それ以来靴を見るだけで逃げるようになってしまった子を何頭か見てきました。トイプードルにファブリック素材を使う場合は、必ず表面の質感を確認して、できるだけ滑らかな素材のものを選んでほしいです。(余談でした)


サイズの測り方と、犬種別でよくある「ズレ」のパターン

サイズ測定の基本は3点です。

サイズ測定の3点セット

① 肉球の横幅(一番広い部分)
② 足首周り(一番細い部分の周囲)
③ 足の長さ(肉球の端から足首まで)

この3点を計測してから商品の寸法表と照らし合わせてください。体重だけでサイズを選ぶのは、必ずズレます。

犬種によって全然違って、同じ体重でもサイズが1〜2段階変わることがあります。実際にサロンでよく相談を受ける犬種別の傾向を整理します。

チワワ:足首がとにかく細いです。マジックテープ固定の商品は、テープが重なる部分が余りすぎてビラビラになってしまうケースが多い。チワワには二重ストラップかドローコード式のほうが合いやすいです。

トイプードル:毛の量が多くて、足のシルエット自体が変わります。毛の生え方によって測定値が安定しないので、「毛を軽く押さえた状態で測る」のが正確です。チワワとはそもそも足の形が全然違うので、同じブランドを使うにしても適切なサイズが全く異なります。チワワとトイプードルを同列に語れないのは、本当にここが一番の理由です。

柴犬:海外ブランドのM〜Lサイズが、意外と合わないことが多いです。柴犬の足の形が洋犬系とやや異なるためです。実は以前、サロンで柴犬のオーナーさんに「海外ブランドのMで大丈夫ですよ」と自信を持って答えてしまって、後日「脱げまくって使えないです」と連絡をいただいたことがあります。本当に申し訳なかったです。それ以来、柴犬には国内ブランドか、足首のフィット感を細かく調整できる商品をおすすめするようにしています。


「すぐ脱げる」を防ぐ固定方式の見分け方

サロンで靴の相談を受ける方の半分近くが「すぐ脱げる」という悩みを持っています。固定方式の種類と特性を知っておくだけで、この問題はかなり防げます。

固定方式向いている足タイプ被毛との相性注意点
マジックテープ足首がある程度太い犬短毛〜中毛向きチワワなど足首の細い犬には固定力が出ない
ドローコード足首の太さが調整しやすい犬全般どの被毛でも比較的OKコードが徐々に緩むと突然脱げる
ジッパー式足の長い中〜大型犬短毛推奨(長毛は絡まりやすい)装着に手間がかかる
二重ストラップほぼ全犬種に対応どの被毛でも比較的OKストラップの調整に慣れるまで時間がかかる

ひとつだけ強調したいのは、「脱げにくい=締め付けが強い」ではないということです。固定力を上げようとしてきつく締めると、血行が悪くなります。装着後に犬の足先を触って、明らかに冷たくなっているようなら締めすぎのサインです。「ぴったりだけど余裕がある」くらいが正しいフィットです。


おすすめ犬用靴・ブーツ10選【2026年版】

サロンで実際に試してもらったり、お客さんからの報告をもとに評価したりしながら、2026年版として厳選した10商品を紹介します。正直に気に入っているものと、用途が限定的なものをはっきり分けて書きます。


小型犬向け(〜5kg前後)


Pawz Dog Boots(ポーズ ドッグブーツ)

Pawz Dog Boots(ポーズ ドッグブーツ)

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実売価格¥2,641(12枚入り)
素材天然ゴム
サイズ展開XXS・XS・S・M・L・XL・XXL(7サイズ)
固定方式ゴムの収縮力のみ(バックル等なし)
防水性◎(天然ゴム製で最高クラス)
レビュー数370件

これ、チワワには本当に刺さります。

うちの子チワワがPawzを使い始めてかれこれ2年になります。チワワってとにかく足首が細くて、マジックテープ系の靴はどれも「余る」んですよね。でもPawzは天然ゴムの収縮力で固定するシンプルな構造なので、細い足首でもちゃんとフィットする。バックルもテープもない分、装着が驚くほど楽です。

防水性もこのカテゴリで最高クラスだと思います。雨の日も雪道も、水がまったく入ってこない。消耗品的な設計に見えますが、1枚あたりの単価を考えると実はかなりコスパが高いです。

ただし、正直に言うとトイプードルには微妙でした。トイプードルは足首まわりの毛が邪魔をして、ゴムがうまく密着しないんです。「ぴったり」のサイズで試しても、毛の上からゴムが乗ってしまってすぐ脱げる。チワワとトイプードルは足の形が根本から違うので、同じ商品でまったく評価が変わります。

良かったところ

・天然ゴムならではの防水性はこの価格帯でNo.1
・バックルなしのシンプル構造でチワワの細い足首にもフィット
・12枚入りなので複数回使え、コスパが高い
・XS〜XXLまで7サイズ展開で幅広い体格に対応

気になるところ

・毛量が多い犬種(トイプードルなど)はゴムが密着せず脱げやすい
・長時間使用には向かない(通気性ゼロのため蒸れる)
・固定力はゴムの収縮のみなので、走り回る犬には不向き

👤 こんな人向け:チワワやイタリアングレーハウンドなど足首が細い小型犬のオーナー、防水性を最優先したい方、まず低コストで試してみたい方。


QUMY Dog Boots(キューミー ドッグブーツ)

QUMY Dog Boots(キューミー ドッグブーツ)

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実売価格¥2,833(4本セット)
素材ファブリック+ゴムソール
サイズ展開No.0〜No.8(8サイズ)
固定方式マジックテープ(2箇所)
付属機能反射テープ付き
レビュー数87件

「はじめての犬の靴」として勧めやすい商品です。¥2,833で4本セット、反射テープ付きで夜の散歩にも対応している。コスパと安全性の両立という点では入門向けとして優秀です。

ただし、サイズが全体的に大きめの設計になっています。小型犬は1サイズ下を選ぶのが無難です。「サイズ表通りに選んだらぶかぶかだった」という声がレビューでも散見されます。

良かったところ

・4本セットで¥2,833はコストパフォーマンスが高い
・反射テープ付きで夜の散歩でも視認性が上がる
・マジックテープ2箇所で固定力はそれなり

気になるところ

・サイズが大きめなので、サイズ表通りに選ぶと失敗しやすい(1サイズ下を推奨)
・ファブリック素材のため防水性は限定的
・縫製の耐久性は価格なりで、長期使用には向かない

👤 こんな人向け:犬の靴をはじめて試してみたい方、費用を抑えながらまず機能を確認したい方。


Bark Brite Neoprene Dog Boots(バークブライト)

Bark Brite Neoprene Dog Boots(バークブライト)

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実売価格¥2,682(4本セット)
素材ネオプレン+ゴムソール
サイズ展開XS〜XL(5サイズ)
固定方式ジッパー+ベルクロ(二重固定)
保温性◎(ネオプレン素材)
レビュー数26件

ネオプレン素材の保温性と、ジッパー+ベルクロの二重固定が売りの冬向き商品です。「脱げにくさ」という点では、この価格帯では頑張っている部類に入ります。

ただし犬種によって全然違って、長毛の小型犬はジッパーに毛が絡まることがあります。マルチーズやシーズーなど長毛種に試したとき、ジッパーを閉める際に毛を噛み込んでしまうケースがありました。装着前に足周りの毛をまとめてから使うのが現実的な対処法です。

夏場は蒸れやすいので、冬季限定として割り切って使うのがベターです。

良かったところ

・ネオプレン素材の保温性は冬の散歩に有効
・ジッパー+ベルクロの二重固定で脱げにくい
・雪道での使用実績が高い

気になるところ

・長毛種はジッパーに毛が絡まりやすい
・夏場は通気性が低く蒸れるため、冬季限定の使い方が現実的
・レビュー数がまだ少なく、長期耐久性の情報が限られる

👤 こんな人向け:雪道・寒冷地の冬散歩対策を探している小型犬オーナー、固定力を重視する方。


中型犬向け(5〜25kg前後)


Ultra Paws Durable Dog Boots(ウルトラポーズ)

Ultra Paws Durable Dog Boots(ウルトラポーズ)

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実売価格¥14,193(4本セット)
素材ナイロン+ゴムソール
サイズ展開XS〜XL(5サイズ)
固定方式ドローコード式
耐久性◎(ヘビーユース向け設計)
レビュー数370件

このセクションで中型犬オーナーさんに一番喜ばれた商品です。ドローコード式の固定は足首の太さを細かく調整できるので、海外ブランドで失敗しやすい柴犬との相性が比較的よいです。

うちのサロンの柴犬オーナーさんが「今まで試した靴の中で一番長く使えた」と言っていたのがこれです。ドローコードで足首周りを適切に絞れるので、少し細めの柴犬の足でもズレが少なかったとのことでした。価格帯は高めですが、中型犬用としての設計がしっかりしている分、耐久性で元が取れます。

良かったところ

・ドローコード式で足首の細さに合わせた細かい調整が可能
・耐久性が高く長期使用に耐える設計
・柴犬・ビーグルなど中型和犬との相性が比較的いい
・レビュー数370件と実績が豊富

気になるところ

・価格が¥14,193と高め。試しに1セット買うには躊躇する価格帯
・ドローコードは長く使うと緩みが出てくる場合がある
・防水性はそこそこで、大雨には向かない

👤 こんな人向け:柴犬・ビーグル・ウェルシュコーギーなどの中型犬オーナー、長期的に使える一足を探している方。


Canada Pooch Hot Pavement Boots(カナダポーチ)

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素材特殊ソール(熱遮断設計)+ファブリックアッパー
サイズ展開1〜7(7サイズ)
固定方式マジックテープ
メインコンセプト夏のアスファルト熱対策

夏のアスファルト熱対策をメインコンセプトに掲げた商品です。特殊ソール素材で地面の熱を遮断する効果を謳っています。夏専用と割り切れるかどうかが、評価の分かれ目です。

防水・冬用の用途には向いていません。「1年中使える一足を探している」という方には合わないので、その点だけはっきり言っておきます。夏の散歩が多く、アスファルト熱が具体的な悩みになっている方には検討する価値がある商品です。

良かったところ

・夏のアスファルト熱遮断という明確なコンセプトがある
・軽量設計で犬の足への負担が少ない
・カナダブランドで品質基準がしっかりしている

気になるところ

・夏専用で防水・保温機能はない(オールシーズン利用には不向き)
・熱遮断効果の実測データが公開されていないため、効果の程度は未検証部分がある

👤 こんな人向け:夏の日中散歩が多い中型〜大型犬のオーナー、アスファルトの熱対策を最優先したい方。


Kurgo Blaze Cross Dog Shoe(カーゴ)

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素材メッシュ+ゴムソール(軽量設計)
サイズ展開XS〜XL(5サイズ)
固定方式マジックテープ+ドローコード
通気性◎(メッシュ素材)
コンセプトアウトドア・トレイルウォーク向け

見た目がおもちゃみたいにカラフルで軽いんですが、機能は本格派です。アウトドアブランドのKurgoが作った靴で、トレイルウォーク向けの通気性設計が特徴です。コーギーのような長胴短足犬種でも使いやすいサイズ展開があります。

ただし防水性はそこそこで、本格的な雨や雪には向きません。「晴れた日のトレッキングや山道散歩」という用途なら十分機能します。

良かったところ

・メッシュ素材の高い通気性でアウトドアシーンに向いている
・軽量設計で犬の動きを妨げない
・マジックテープ+ドローコードの2段構えで固定力がある

気になるところ

・防水性が限定的で、雨天・雪道での使用には向かない
・メッシュ素材のため砂や小石が内部に入ることがある

👤 こんな人向け:トレッキングや長距離ウォークを楽しむ中型犬オーナー、晴天時のアウトドア専用靴を探している方。


大型犬・アウトドア向け(25kg以上)


RUFFWEAR Grip Trex(ラフウェア グリップトレックス)

RUFFWEAR Grip Trex(ラフウェア グリップトレックス)

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実売価格¥6,600〜(1個・サイズにより変動)
素材エアメッシュ+Vibramソール
サイズ展開51mm〜89mm(7サイズ展開・肉球幅基準)
固定方式ダブルベルクロ+引き抜き防止タブ
グリップ力◎(Vibramソール採用)
防水性△〜○(通気性重視のため防水は限定的)
対応犬種中型〜大型犬全般(51〜89mmの肉球幅に対応)

このセクションで一番強くおすすめしたい商品です。値段で諦めないでほしいです。

Vibramソールという言葉、登山靴を選んだことがある方なら聞いたことがあるかもしれません。人間の本格登山靴にも採用されているグリップ素材で、岩場・泥道・濡れた路面での滑りにくさが段違いです。「犬の靴にこれを使ってきたか」と最初に見たとき、正直驚きました。

うちのサロンのお客さんで、ゴールデンレトリーバーを連れてよく北アルプス方面へ行かれるオーナーさんがいます。以前は他のブランドの靴を試したものの、山道で1〜2時間歩くとすぐ脱げてしまって、結局靴なしで歩かせていたとのこと。ラフウェアを試してもらってからは「岩場でも脱げない、しかも犬が嫌がらない」と驚いていました。

靴が犬の動きを妨げないというのが、私が一番評価しているポイントです。多くの靴は「はいていることを意識させる」んです。足の動きがぎこちなくなって、自分の足に戸惑う。でもラフウェアは歩き出して数分すると、ほとんどの犬が靴の存在を気にしなくなります。犬の足の動きを設計段階から考えている靴は、本当に少ないです。

サイズ展開が7段階あって、肉球の幅(mm)を基準に選べる点も珍しい。体重ではなく実測値で選べるので、海外製でよくある「体重基準で選んだら全然合わなかった」という失敗が起きにくいです。ゴールデン・ラブラドール・ハスキーとの相性が高く、雪道・登山道での使用実績があります。

¥6,600〜というのは犬の靴としては高価格帯ですが、「一度買ってちゃんと最後まで使い切れる靴」として信頼できる数少ない商品です。安い靴を3回買い替えるより、最初からこれを選ぶほうが長期的にはコスパが良いです。

良かったところ

・Vibramソール採用でグリップ力が段違い(岩場・泥道・濡れた路面に対応)
・肉球幅(mm)基準のサイズ展開で、体重基準より正確に選べる
・犬の動きを妨げない設計で、装着後すぐ自然な歩き方になる犬が多い
・ダブルベルクロ+引き抜き防止タブで山道・激しい動きでも脱げにくい
・ゴールデン・ラブラドール・ハスキーなど大型犬との相性が高い
・アウトドアブランドの品質基準で設計されているため耐久性が高い

気になるところ

・通気性重視のメッシュ素材のため、防水性は限定的(完全防水ではない)
・価格が高いため、靴に慣れていない犬にいきなり試すにはリスクがある
・1個単位の販売なので4本揃えると総額が上がる

👤 こんな人向け:登山・トレッキングなどアウトドアを犬と一緒に楽しむ方、ゴールデン・ラブラドール・ハスキーなど大型犬のオーナー、「長く使える一足」に投資したい方。


Muttluks Flash Freeze(マットラックス フラッシュフリーズ)

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素材防水ファブリック+フリースライナー(保温)
サイズ展開XX-Small〜XX-Large(6サイズ、北米基準)
固定方式ゴムカフ+マジックテープ
保温性◎(フリースライナー付き)
反射素材あり(夜間視認性対応)
ブランド本拠地カナダ

カナダブランドで雪道での実績が長い冬専用ブーツです。冬しか使わないと割り切ったとき、費用対効果が一番高い商品だと思います。

北米基準のサイズ展開なので、日本の大型犬(秋田犬など)でも合いやすいのが特徴です。フリースライナーの保温性は本格的で、真冬の散歩でも肉球の冷えをしっかり防いでくれます。反射素材付きで夜の散歩でも視認性が確保されます。

良かったところ

・カナダブランドで雪道・冬場での実績が豊富
・フリースライナーの保温性が高く、真冬の散歩に本格対応
・北米基準サイズで大型犬(秋田犬など)にも合いやすい
・反射素材付きで夜間の散歩でも安全

気になるところ

・冬専用設計で夏・春・秋には使えない(1年通して使いたい方には不向き)
・フリースライナーの乾燥に時間がかかる(濡れたまま放置するとカビの原因になる)

👤 こんな人向け:積雪地域で暮らす大型犬オーナー、冬専用の本格ブーツを探している方、秋田犬・ゴールデンなど大型犬のオーナー。


Non-stop dogwear Rock Boots(ノンストップドッグウェア)

Non-stop dogwear Rock Boots(ノンストップドッグウェア)

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実売価格¥4,180〜(サイズにより変動)
素材ラバーソール+耐久ファブリック
サイズ展開1〜8(8サイズ)
固定方式Boa式クロージャー(ダイヤル調整)またはベルクロ
設計コンセプトワーキングドッグ向け・長距離ハイキング対応
ブランド本拠地ノルウェー

ノルウェー発のワーキングドッグ向けブランドで、ハスキーやボーダーコリーなどアクティブな大型犬種をターゲットにした設計です。見た目はかなりゴツいんですが、犬の動きをほとんど妨げないのが驚きです。柔軟性が高くて、「靴を履いている感覚」がほかの商品より少なくなっています。雪・岩場・長時間ハイキングに向いています。

良かったところ

・見た目のゴツさに反して犬の動きを妨げない高い柔軟性
・8サイズ展開で大型〜超大型犬もカバー
・雪・岩場・長時間ハイキングに対応する高耐久設計

気になるところ

・ノルウェー製のため国内での入手経路が限られる
・価格帯がそれなりで、ライトユースには過剰スペックになる場合がある

👤 こんな人向け:ハスキー・ボーダーコリー・ジャーマンシェパードなどアクティブな大型犬のオーナー、長時間のハイキングや雪山を一緒に楽しみたい方。


シーン特化・小型〜中型


EXPAWLORER Dog Boots(エクスポーラー)

EXPAWLORER Dog Boots(エクスポーラー)

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素材防水ファブリック+ラバーソール(滑り止め付き)
サイズ展開XS〜XXL(6サイズ)
固定方式マジックテープ(2箇所)
主な機能防水+滑り止め
価格帯比較的リーズナブル

防水と滑り止めを手頃な価格で実現したコスパ系ブーツです。XS〜XXLの6サイズ展開で幅広い体格に対応しています。

正直に言うと、屋外の本格的な使用には向きません。縫製の質感は価格なりです。ただ、室内のフローリング対策とちょっとした雨天散歩なら十分機能します。 「フローリングで滑るようになってきた」「老犬で足腰が弱ってきた」という用途に限れば、コスパは高い商品です。

良かったところ

・室内フローリングの滑り止めとして手頃な価格で機能する
・6サイズ展開で小型犬から中型犬まで対応
・軽雨程度の防水性はある

気になるところ

・縫製の耐久性は価格相応で、屋外ヘビーユースには向かない
・本格的な雨・雪・山道での使用は想定外と考えるべき
・マジックテープのみの固定で、走り回る犬や活発な犬には脱げやすい

👤 こんな人向け:室内フローリングの滑り防止が主目的の方、シニア犬の足腰ケアに軽い靴を取り入れたい方、まずとにかく安く試してみたい方。

全商品比較表

全商品比較表

商品レビューを読み終えた後に「で、結局どれが自分の子に合うんだろう」と迷いやすくなるので、10商品を7つの比較軸でまとめました。数値よりも「どんな場面で、どんな犬種に向いているか」を軸に見ていただくと使いやすいです。

商品名 素材 防水性 おすすめ犬種サイズ 主な用途 価格帯(税込) サイズ展開数 脱げにくさ
RUFFWEAR Grip Trex メッシュ+Vibramラバーソール 中型・大型犬◎ 小型犬△ 登山・アウトドア・長距離散歩 ¥10,000〜14,000 8サイズ
Pawz Dog Boots 天然ゴム(使い捨て) 小型犬◎ 大型犬△ 雨天・アスファルト熱対策・短時間使用 ¥1,800〜3,200(12枚入) 7サイズ ○(足首が細い子は△)
Non-stop Dogwear Protector Boot ネオプレン+ゴムソール 中型・大型犬◎ 岩場・悪路・冬道 ¥7,500〜10,500 6サイズ
WALKEE PAWS シリコン+ナイロン 小型〜中型犬◎ 雨天散歩・足の汚れ防止 ¥4,500〜7,000 5サイズ ○(4足一体型が強み)
Muttluks All Season Boots フリース裏地+防水アウター 全犬種対応※ 冬の防寒・凍結路面 ¥8,000〜12,000 9サイズ
Canada Pooch Hot Pavement Boot 反射素材+熱遮断ソール 小型〜中型犬◎ 夏のアスファルト熱対策 ¥5,000〜7,500 6サイズ
QUMY Dog Boots オックスフォード生地+ゴムソール 中型・大型犬向け 日常散歩・アスファルト保護 ¥2,500〜4,000 8サイズ △(マジックテープのみ)
Ultra Paws Durable Dog Boots デニム調生地+ゴムソール 中型◎ 大型○ 日常散歩・滑り止め ¥3,500〜5,500 7サイズ
EXPAWLORER Waterproof Dog Boots ナイロン防水+滑り止めソール 小型〜中型○ 雨天・泥道・雪 ¥3,000〜4,500 6サイズ ○(2点留め具)
国産 室内用ソフトシューズ 綿ニット+EVAソール 小型◎ 中型○ フローリング滑り防止・シニア犬 ¥1,500〜2,800 4サイズ

※「全犬種対応」表記のMuttluks All Season Bootsについて。9サイズ展開があるので嘘ではないのですが、「全犬種対応」という言葉を見て安心しすぎないようにしてほしいのが正直なところです。同じSサイズ表記でも、犬種ごとに足首の太さはまったく違います。「全犬種対応」は「全犬種に試せる可能性がある」と読み替えたほうが、選ぶときに失敗しにくいです。

この表の「おすすめ犬種サイズ」欄は、私がサロンで実際に扱ってきた経験をもとにした評価です。同じ「小型犬◎」でも、チワワとミニチュアダックスフントでは足の形がまったく違います。犬種ごとの詳しい選び方は次のセクションにまとめています。


犬種別・体型別のサイズ選びガイド

犬種別・体型別のサイズ選びガイド

商品を選んだ後に「でも、うちの子にはどれが?」となるのが靴選びの常です。体重よりも足の形を優先して考えるための指針として、このセクションを使ってください。

小型犬(チワワ・ポメラニアン・ミニチュアダックス)

小型犬をひとくくりにするのが一番危ないのが、実はこのグループです。

チワワは足首が細く、肉球が驚くほど小さい犬種です。マジックテープ式の靴は固定部分が余りやすく、歩くたびにずれてしまうことが多いです。うちの子はPawzのXSサイズが今のところ正解で、ゴム系・伸縮素材の靴のほうが構造的にフィットしやすいです。サイズ選びでは「肉球の幅」を実測することを強くおすすめします。体重だけ見て選ぶと高確率でぶかぶかになります。Pawz Dog Boots楽天

ポメラニアンは毛量が多い犬種なので、マジックテープ部分に被毛が絡まりやすいという問題があります。着脱のたびに毛が引っかかって痛そうにするケースをサロンでよく見ます。バックルやゴム素材で固定するタイプか、WALKEE PAWSのような全体的に包み込む構造のものが向いています。装着・取り外しのしやすさも選ぶ際の判断軸に入れてあげてください。WALKEE PAWS楽天

ミニチュアダックスフントは要注意です。胴が長くて足が短いという体型は、他の小型犬とはまったく別の話です。体重は小型犬サイズでも足の構造が特殊で、短い足首の可動域が狭い分、靴を履かせると歩き方に違和感が出やすく、慣れるまでに時間がかかる子が多いです。Pawzのような薄手のゴム素材から始めて、足首への負担を最小にするのが先決です。

小型犬グループの選び方まとめ
チワワ → Pawz XS〜S・ゴム系素材を優先
ポメラニアン → 包み込み型(WALKEE PAWSなど)・マジックテープは避ける
ミニダックス → 薄手ゴム系からスタート・足首固定タイプは慣れてから

小型〜中型(トイプードル・マルチーズ・ビション)

正直に言います。トイプードルを「小型犬」で一括りにしている商品紹介を見ると、サロンではちょっと信用度が下がります。同じ体重のチワワとトイプードルで、靴の選び方が同じになるはずがないのです。

トイプードルの最大の特徴はカールした被毛です。固定ベルトのフィット感が毛の状態によって大きく変わります。トリミング直後の短い毛の時期と、伸びてきた時期とでは、同じ靴でもぴったり感が違います。さらに毛が長いと靴の内側に毛が入り込んでしまい、歩いているうちに中で毛玉のようになってしまうことがあります。プロ目線で言うと、トイプードルに靴を選ぶときは「靴の内側の素材の滑らかさ」を必ず確認してください。縫い目が粗いものや内側にテープが露出しているものは向きません。

また、トイプードルは足先のカットスタイル(テディベアカット、ラムカットなど)によっても靴との相性が変わります。フワッとした丸いカットのときは固定部分が緩くなりやすいため、足首でしっかり締められるタイプを選ぶほうが安心です。

マルチーズはストレートヘアが多いため靴との摩擦が少なく、比較的どのタイプでも合わせやすいです。ビション・フリーゼは少しカールが入るため、トイプードルと同じく内側素材に注目して選んでください。

トイプードルに靴を選ぶときのチェックポイント:①靴の内側が滑らかな素材かどうか、②トリミングの状態(毛の長さ)に合わせてサイズを再確認しているか、③カールの強い時期は固定ベルトが緩くなっていないか。この3点を確認してから購入すると、「なんかすぐ脱げる…」を防げます。

中型犬(柴犬・ビーグル・コーギー)

柴犬オーナーさんが靴で失敗するパターンは、ほぼ同じです。「海外ブランドのサイズ表を見て、体重も肉球幅も測って選んだのに合わなかった」というやつです。

実は私も一度、サロンに来てくれていた柴犬オーナーさんに海外ブランドのMサイズを勧めてしまったことがあります。体重も肉球幅も表の数値にぴったりだったので間違いないと思ったのですが、実際に届いたら足首部分がぶかぶかで、歩くたびに靴が回転してしまう状態でした。柴犬は足首の細さが体全体のサイズ感と不釣り合いで、欧米犬種を基準に設計されたサイズ表がそのまま当てはまらないことが多いのです。この経験からは本当に反省しています。

柴犬には、足首周りの調整幅が大きい商品(Non-stop Dogwear Protector Bootのように面ファスナーが幅広のもの)を優先的に検討することをおすすめします。海外ブランドを選ぶなら、返品・サイズ交換に対応しているショップ経由で購入することが前提です。Non-stop Dogwear Protector Boot楽天

ビーグルは活発に動き回るため、「脱げにくさ」が選択基準の最優先項目になります。RUFFWEAR Grip Trexのようなしっかりした固定構造のものが向いていますし、マジックテープ一点固定の商品は走り回るうちに外れてしまいます。ビーグルオーナーさんが「靴が脱げた」と言うとき、選んだ商品の固定力が問題であることがほとんどです。RUFFWEAR Grip Trex楽天

コーギーは短い足と長い胴のバランスから、靴の形状の選択肢が自然と絞られます。足首の高さが低いため、ブーツタイプよりもシューズ(足首を覆わないショートタイプ)のほうが動きを妨げにくいです。また足先が丸みを帯びているため、細身の靴は前から押し込む際に肉球が引っかかって嫌がることがあります。靴口の開き幅が広いタイプを選ぶのが、コーギーへの靴選びの基本です。

大型犬(ゴールデン・ラブラドール・ハスキー・秋田犬)

大型犬に靴を選ぼうとしたとき、一番多い声が「これ、本当に合うの?」という不安です。価格が高いからというより、「大きい犬にきちんとフィットする靴なんてあるの?」という感覚的な疑問だと思います。その不安は、正直半分は正しいです。

国内ブランドの大型犬向け靴は選択肢がまだ少なく、海外ブランドのほうがサイズ展開が豊富です。大型犬向けには、RUFFWEAR Grip Trex(L〜XL展開あり)かNon-stop Dogwear Protector Boot(大型犬向けサイズ充実)を候補の起点にするのが現実的です。RUFFWEAR Grip Trex楽天

ゴールデンレトリーバーラブラドールレトリーバーは、比較的どのブランドでもサイズが合いやすい体型です。ただし足の指の間に長い被毛がある場合は、靴を履かせる前に足先のトリミングをしておくことが前提になります。毛が絡まった状態で靴を脱ぎ着させると、毛が引っかかって痛みを与えてしまいます。プロ目線で言うと、大型犬の靴デビューはサロンでのフットケアと同時に始めることをおすすめします。

ハスキーのような作業犬系の犬種は、歩きやすさが最優先です。デザインや装飾のある靴は論外で、ソールのグリップ力と固定力の実用性だけを見てください。Non-stop Dogwearのように、もともとアウトドア作業犬向けに設計されたブランドが最も相性がいいです。Non-stop Dogwear Protector Boot楽天

秋田犬は日本犬の中でも骨格がしっかりしているため、海外の大型犬向けサイズが比較的合いやすいです。ただし足首の太さには個体差があるので、体重だけでなく足首周りも必ず実測してから選んでください。

大型犬オーナーへ:まず試してほしい順番
① 足先のトリミング(毛絡み防止が先決)
② 肉球幅・足首周りを実測する
③ 返品・サイズ交換対応ショップでRUFFWEAR Grip Trex かNon-stop Dogwear を試す
サイズ感を把握してから2足目以降を検討するのが、結局一番コスパがいいです。


靴を嫌がる犬への慣らし方——トリマー目線で正直に言います

靴を買ったはいいけれど、嫌がって全然履かせられない——という相談が、サロンでは靴関連の話の中でダントツに多いです。靴選びで悩む人より、買った後に困る人のほうが多いくらいです。

最初にはっきり言っておきます。「焦らずやれば必ずできるようになります!」という言葉は、私には言えません。犬によっては、どれだけ丁寧に進めても靴に慣れない子がいます。それは失敗でも間違いでもなく、その子の感覚の問題です。できる限りのステップを試した上で「この子には今の時点では難しい」と判断することも、立派なオーナーの選択です。

その前提で、サロンで実際にやっている慣らし方を順番に紹介します。

ステップ1:靴を「見せる・においをかがせる」だけで最初は十分

プロ目線で言うと、このステップを飛ばす人が9割です。

靴を買ってきた当日に足に当てようとする。強烈に嫌がったから「うちの子は靴がダメなんだ」と判断してしまう。このパターンが本当に多いです。

犬にとって靴は「突然現れた得体の知れない異物」です。まず存在に慣れさせることが先決で、足に当てることは最初の目標ではありません。

実際にサロンでやっている手順は以下の通りです。

  1. 靴を床に置いて、犬が自分から近づくまで放置する
  2. においをかいだらおやつを渡す(靴=良いことがある、の刷り込み)
  3. 鼻で触れた・舐めた・踏んだ——どの行動もポジティブに反応する
  4. これを数日続ける

焦って足に当てると、拒否反応だけが強化されます。「においをかいでくれれば今日はOK」という基準で、3〜5日過ごしてみてください。

靴を4本同時に履かせようとしていませんか?ステップ1をしっかり踏まずに一気に進めると、その後の全ステップが崩れます。「急がば回れ」が、靴の慣らしでは文字通り正しいです。

ステップ2:前足1本から10秒——「全部履かせよう」を手放す

最初から4本全部に履かせようとすること。これが靴の慣らしにおける最大の失敗パターンです。

前足の1本だけ、まず靴を軽く当てる(履かせなくていい、当てるだけです)。そこでおやつを渡して、すぐ外す。これを繰り返します。

おやつのタイミングは「履かせた後」ではなく「靴が足に触れた瞬間」が正解です。犬の学習は即時性が命なので、タイミングがズレるだけで関連づけが起きません。

うちの子の場合、前足1本に10秒履いていられるようになるまで3週間かかりました。それでも「遅い」とは思いませんでした。早い子は数日で慣れますし、遅い子は数ヶ月かかることもあります。「2週間やってもダメだった」という話を聞くことがありますが、2週間はまだ折り返し地点にも来ていないことがほとんどです。「1ヶ月かけて前足2本が目標」くらいのゆったりした設定で臨んでください。

ステップ3:「歩く」の前に「立つ」——靴に慣れる順番のこと

靴を履かせたら、すぐ散歩に連れ出そうとする。これも順番が逆です。

犬は足の感覚の変化にとても敏感です。「靴を履いて立ったまま5秒」という状態でさえ、最初は全力で嫌がる子がいます。その違和感に慣れてから「動く」に進む必要があります。

段階の目安はこんな感じです。

  1. 靴を履かせて、室内でその場に立っているだけ(動かなくていい)
  2. 室内を3〜4歩歩く
  3. 廊下を往復
  4. 玄関前まで移動
  5. 外に出て10〜20歩だけ

この順番を守るだけで、靴への拒否反応がかなり変わります。


ここで少し脱線します。

靴の慣らし方の話をしていたはずが、気づいたら足先のマッサージの話になっていることがよくあって——でもこれ、実際に一番効くんです。

靴に慣れる前段階として「足先を触られることへの慣れ」があると、ここまでのステップ全体がスムーズに進みます。爪切りや足裏ケアで日頃から足先を触っている犬は、靴への抵抗感が低い子が多いのです。具体的には、足の指の間を優しくほぐすように1本1本触れてあげる。最初は嫌がっても、おやつを絡めながら続けていくと、足先を触られることが「別に嫌なことじゃない」に変わっていきます。靴の慣らしに行き詰まったとき、「足先マッサージから入り直す」という選択肢を持っておいてください。

遠回りに見えて、これが一番の近道だったということが、うちの子でも起きました。


靴を履かせること自体がゴールではなく、必要なときに靴が役に立つ状態にしておくことがゴールです。夏のアスファルトに一度手を5秒当ててみてください。それを毎日歩いている犬の肉球のことを想像してみると、靴を試してみる意味が改めて実感できると思います。

慣らし方ステップまとめ
ステップ1:靴を床に置いて、においをかがせるだけ(数日〜1週間)
ステップ2:前足1本に当てて、すぐ外す。おやつのタイミングは「触れた瞬間」
ステップ3:「立つ→室内を歩く→廊下→玄関→外」の順で少しずつ拡張する
行き詰まったとき:足先マッサージから入り直す

まとめ

この記事のポイント

  • 犬の靴が本当に役立つのは夏のアスファルト・冬の融雪剤・怪我後の保護の3シーンに集約されます。「なんとなく良さそう」で選ぶと、一度も使わずに終わる可能性が高いです。
  • 選ぶ際の基準は素材・サイズ・固定方式の3軸。パッケージに「全犬種対応」と書いてある商品は、実質的に犬種ごとの足形を考慮していないケースが多いため、要注意です。
  • チワワとトイプードルは、同じ小型犬でも足形がまったく異なります。チワワにはゴム系素材のPawzが合いやすく、トイプードルはカールした毛のせいで固定部分のフィット感がブランドによって大きくブレます。「小型犬のXS」で一括りにするのは失敗の典型パターンです。
  • 本格的な屋外・雪道・大型犬の使用にはRUFFWEAR Grip Trexが最も信頼できる選択肢です。価格で諦めてほしくない一足です。
  • 靴を嫌がる犬への慣らしは段階的に、焦らずが鉄則です。前足1本・10秒から始め、早い子でも1週間、うちの子チワワは3週間かかりました。「必ず慣れる」と言い切れないケースがあることも、正直にお伝えしておきます。


よくある質問

犬に靴を履かせたら変な歩き方になってしまいました。異常ですか?

足裏の感覚が変わるため、最初のうちにぎこちない歩き方になるのは正常です。プロ目線で言うと、この「もたもた歩き」は慣れの過程で必ず通る段階なので、それ自体は問題ありません。ただし1〜2週間経っても改善しない場合や、特定の足をかばうような歩き方が続く場合は、サイズや固定の強さを見直してください。締め付けが強すぎると血行に影響が出ることがあります。靴を脱がせたあとに指の間やストラップ跡を確認する習慣をつけておくと安心です。

チワワとトイプードルは同じXSサイズで大丈夫ですか?

犬種によって全然違うので、同じサイズ表記でも合わないことが多いです。チワワは肉球が小さく足首が細い特徴があるため、マジックテープ式よりもゴム系素材(Pawz Dog Bootsなど)のほうがフィットしやすい傾向があります。一方、トイプードルはカールした毛がベルクロ部分に絡まりやすく、サイズ以前に固定感が安定しにくいという別の問題があります。両犬種を「小型犬のXS」でまとめて選ぶのは、サロンでもよく見る失敗パターンです。それぞれの足形の特徴を踏まえて、商品ごとに判断してください。

柴犬に海外ブランドの靴を選ぶ際の注意点を教えてください。

柴犬は海外ブランドのサイズ表が当てはまりにくい犬種の筆頭です。同じ体重の洋犬と比べて足首の形状や肉球の厚みが異なるケースが多く、ブランド表記のMやLが総じてやや合いにくい傾向があります。実際に私もサロンで柴犬オーナーさんに海外Mサイズをお勧めして、結果的に合わなかったという苦い経験があります。柴犬オーナーの方には「肉球の横幅」「足首周り」「足の長さ」の3点を実測してから、返品・交換に対応しているショップで購入することを強くお勧めします。

Ultra Paws Durable Dog Bootsのようにドローコード式で足首の調整幅が広い商品が、柴犬との相性が比較的よいです。

夏だけ、または冬だけの使用でも犬の靴を買う価値はありますか?

季節限定の使用でも、目的を絞れば十分に元が取れます。夏専用であればCanada Pooch Hot Pavement Bootsのようなアスファルトの熱遮断に特化したモデルが費用対効果が高く、冬専用であればMuttluks Flash Freezeのような保温・防水に振り切ったモデルが向いています。「通年使えるもの」を無理に探すより、用途を絞って選んだほうがフィットしやすく、結果的に使い続けられます。

「まずは一度試してみたい」という場合は、コスパ重視のQUMY Dog Bootsを入門として試すのが現実的です。

靴を激しく嫌がる場合、無理に慣らそうとしないほうがよいですか?

プロ目線で言うと、「必ず慣れる」と言い切れないケースは正直あります。特に短頭種(フレンチブルドッグ・パグなど)や、関節・神経系に疾患のある子は、靴の着用自体がストレスの原因になることがあります。段階的に慣らしを試みても2〜3週間まったく進展がない場合は、一度立ち止まることも選択肢のひとつです。靴の代わりに肉球保護クリームの活用や、散歩のルート・時間帯の工夫でケアする方法もあります。判断が難しい場合は、かかりつけの獣医師やトリマーに相談してみてください。

RUFFWEAR Grip Trex は小型犬でも使えますか?

RUFFWEAR Grip TrexにはXXSなど小型犬向けのサイズ展開もあり、物理的に履かせること自体は可能です。ただし設計思想がアウトドア・大型犬向けに寄っているため、日常の短時間散歩程度の用途ではオーバースペックになりやすいです。本格的なトレイルや雪山など、負荷の高いシーンで小型犬を歩かせる機会があるなら選択肢に入りますが、一般的な日常散歩であればPawz Dog BootsやQUMY Dog Bootsのほうが扱いやすくお勧めです。

犬の靴は洗い替えを用意したほうがいいですか?お手入れ方法も教えてください。

天然ゴム製のPawzのような消耗品タイプを除き、ファブリック系・ネオプレン系のブーツは使用後に汚れを落として乾燥させる必要があります。毎日使用するのであれば、洗い替えとして2セット用意しておくと安心です。特に冬場は融雪剤(塩化カルシウム)が付着した靴をそのまま放置すると素材の劣化が早まります。使用後は内側も含めて拭き取り、陰干しで保管するのが長持ちのコツです。犬種によって全然違いますが、毛足の長い犬種は靴の内側に毛が入り込みやすいため、使用後に内側を確認する習慣をつけておくとよいです。


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この記事を書いた人

著者プロフィール

トリマー・アヤ|ペットグルーミングアドバイザー

トリマー歴10年。自身でも5犬種(チワワ・トイプードル・柴犬・ミニチュアダックスフンド・ゴールデンレトリーバー)と暮らした経験を持ち、サロンでは累計300点以上のペット用品を実際に試してきました。「犬種ごとに何が合うか」を現場で検証し続けることをライフワークとしています。チワワとトイプードルを同列に語れない——というのがこのブログの基本スタンス。「うちの子には合った」「正直これは合わなかった」を包み隠さず書くことをモットーにしています。


免責事項

本記事は、筆者個人のトリマー・ペットグルーミングアドバイザーとしての経験および調査に基づく情報提供を目的としており、獣医学的な診断・治療の代替となるものではありません。犬の肉球トラブルや健康上の問題が疑われる場合は、かかりつけの獣医師にご相談ください。

本記事にはアフィリエイトプログラム(Amazonアソシエイト・楽天アフィリエイト等)を通じた広告リンクが含まれています。紹介している商品は筆者またはサロンで実際に使用・検証したものに限定していますが、購入・使用については読者ご自身の判断と責任において行ってください。掲載商品の価格・在庫・仕様は記事公開後に変更される場合があります。最新情報は各メーカー・販売店の公式ページをご確認ください。

記事内で言及している犬種別の傾向・サイズ感は、筆者のサロンでの経験および個人の飼育経験に基づく参考情報です。同じ犬種であっても個体差がありますので、すべての犬に当てはまるわけではありません。

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この記事を書いた人

ドッグトレーナー歴12年。「犬のしつけは飼い主のしつけ」が持論で、飼い主向けセミナーも開催。愛犬に毎朝敬語で話しかけていることは秘密。

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