ドッグトレーナーが解説!犬のペット保険選びで後悔しない比較ポイント【犬種・年齢別シミュレーション】

ドッグトレーナーが解説!犬のペット保険選びで後悔しない比較ポイント【犬種・年齢別シミュレーション】
補償割合50% / 70%
年間補償上限通院・入院:各20回まで(1日上限14,000円)
手術:年2回まで(1回上限140,000円)
窓口精算対応
免責金額なし

総評:迷ったらコレ!業界最大手の安心感と圧倒的な使いやすさ

ペット保険の代名詞とも言えるアニコム損保。最大の魅力は、なんといっても「窓口精算」に対応している動物病院が圧倒的に多いことです。診察後に保険証を提示するだけで保険が適用される手軽さは、一度体験すると他には戻れません。

犬目線で言うと、体調が悪い時に飼い主さんがあたふたと手続きをしているのは不安を感じさせる原因にもなります。その場で精算が終わり、すぐに寄り添ってあげられるのは、犬にとっても大きな安心材料になるんです。僕の周りの飼い主さんでも、加入率が一番高いのがこの保険ですね。

良かったところ
  • 対応病院数が多く「窓口精算」が非常に便利
  • LINEでの保険金請求にも対応していて手続きが楽
  • 腸内フローラ測定が年1回無料で受けられる
  • 賠償責任特約など付帯サービスも充実
気になるところ
  • 人気が高い分、保険料はやや割高な印象
  • 1日の利用回数や金額に上限がある

👤 こんなご家庭におすすめ

- 初めてペット保険に加入する方

- 面倒な請求手続きは避けたい方

商品画像

- かかりつけの動物病院が窓口精算に対応している方

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アイペット損保 うちの子

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アニコム損保と並んで人気の高い保険です。こちらも窓口精算に対応しており、利便性はトップクラス。アニコムとの違いは、手術の補償が回数無制限(70%プランの場合)である点や、保険料の上がり方が比較的緩やかである点などが挙げられます。かかりつけの病院がどちらに対応しているかで選ぶのも良い方法です。

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楽天ペット保険

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楽天ユーザーならぜひ検討したいのがこちらの保険。保険料の支払いで楽天ポイントが貯まり、保険料の支払いにもポイントが使えます。補償内容はスタンダードで分かりやすく、特に高額になりがちな手術費用を手厚くカバーしてくれるプランが魅力です。ただし、窓口精算には対応していないので、そこが許容できるかどうかが判断の分かれ目になります。

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保険料を抑えたい方向け

「毎月の固定費はできるだけ安くしたい」という方向けに、コストパフォーマンスに優れた保険を3社ご紹介します。ただし、安さには理由があることも理解しておく必要があります。

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ペットメディカルサポート P.S.保険

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業界最安クラスの保険料が最大の魅力です。特に若くて健康な子であれば、かなり負担を抑えられます。その分、免責金額(自己負担額)が設定されていたり、補償対象外の傷病が他社より少し多かったりする側面も。僕の失敗談ですが、以前、保険料の安さだけで知人に勧めてしまい、いざという時に「これは対象外だった…」と後悔させてしまった経験があります。これ、実は飼い主さんの精神的ダメージがすごく大きいんです。安さは魅力ですが、補償範囲はしっかり確認しましょう。

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FPC フリーペットほけん

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こちらも保険料の安さで人気の保険です。プランがシンプルで分かりやすく、日々の小さな通院から万が一の手術まで、バランス良くカバーしてくれます。保険料が年齢によって上がりにくい料金体系も嬉しいポイント。長く継続することを考えると、有力な選択肢の一つになります。

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SBIプリズムペット

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ネット金融大手SBIグループのペット保険。保険料が手頃なだけでなく、WEBサイトの作りが丁寧で、保険料シミュレーションや申し込みがしやすいのが特徴です。初めてネットで保険を検討する方でも、迷うことなく手続きを進められるでしょう。

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手厚い補償を求める方向け

犬種的に特定の病気にかかりやすい子や、万が一の際に金銭的な心配を一切したくない、という方向けの保険です。

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アクサダイレクト いぬのきもち保険

アクサダイレクト いぬのきもち保険

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この保険のすごいところは、年間の補償上限額の範囲内であれば、通院・入院・手術の回数制限がないことです。しつけの観点では、病気が長引くと犬のストレスも大きくなるため、回数を気にせず最適な治療を受けさせてあげられるのは大きなメリット。特に、椎間板ヘルニアや皮膚疾患など、慢性化しやすい病気が心配な犬種には心強い味方です。

au損保 ペットの保険

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通院あり・なしを選べるユニークなプランが特徴です。「普段は元気だから、高額な手術や入院だけ備えたい」というニーズに応えてくれます。auユーザー向けの割引があるのも嬉しいポイント。ライフスタイルに合わせて補償をカスタマイズしたい方におすすめです。

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シニア犬・持病があっても入りやすい

年齢を重ねたり、すでに病気があったりすると、加入できる保険は限られてきます。そんな子たちでも加入を検討できる2社です。

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ペッツベスト

ペッツベスト

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ペッツベストは、加入時の審査が比較的緩やかで、高齢でも加入しやすいのが特徴です。また、過去にかかった病気やケガがあっても、その部位が完治していれば、再発した場合も補償対象になる可能性があります(条件あり)。諦めかけていた飼い主さんにとっては、希望の光になるかもしれません。

日本ペットプラス少額短期保険

日本ペットプラス少額短期保険

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12歳11ヶ月まで加入できる、シニア犬に優しい保険です。持病があっても、その病気と関連のないケガや病気は補償の対象となります。保険料は年齢相応に高くなりますが、「万が一のお守り」として持っておきたい場合には、非常に価値のある選択肢です。

目次

【全商品比較表】おすすめペット保険10社の料金・補償内容を一覧でチェック

ここまで10社のペット保険をご紹介してきましたが、「情報が多くて混乱してきた…」という方もいらっしゃるかもしれませんね。

そこで、各保険の主な特徴を一覧表にまとめました。ご自身の希望する条件(「窓口精算は絶対!」「保険料は月3,000円以内がいい」など)と照らし合わせながら、最終候補を絞り込んでみてください。

結局のところ、すべての人にとって完璧な「No.1保険」というものは存在しません。愛犬の犬種、年齢、そしてご自身のライフスタイルに最も合う保険が、あなたにとってのベストな保険なんです。

保険会社補償割合保険料目安
(トイプー0歳/50%)
年間補償上限
(通院・入院・手術合計)
窓口精算免責金額
アニコム損保50% / 70%2,710円約88万円なし
アイペット損保50% / 70%2,360円約122万円なし
楽天ペット保険50% / 70%1,840円約110万円×プランによる
P.S.保険50% / 70% / 100%1,540円110万円×あり(3,000円)
FPC50%1,590円約85万円×なし
SBIプリズムペット50% / 70%1,518円110万円×プランによる
アクサダイレクト50% / 70%2,240円70万円×なし
au損保50% / 70%1,680円120万円×なし
ペッツベスト50% / 70% / 80%1,970円プランによる×プランによる
日本ペットプラス50% / 70%2,110円50万円×あり(7,000円)

※保険料は2026年10月時点のものです。プランや特約によって変動するため、必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。

この表で気になる保険が2〜3社に絞れたら、次のステップは各社の公式サイトで「うちの子の場合」の正確な保険料を見積もってみることです。ほとんどのサイトで、犬種と生年月日を入力するだけで簡単にシミュレーションができますよ。

ペット保険のよくある疑問【加入タイミングは?多頭飼い割引は?】

最後に、保険選びの段階で多くの飼い主さんが抱く、細かな疑問についてQ&A形式でお答えしていきます。

Q1. ペット保険に加入するベストなタイミングはいつ?

ドッグトレーナーが解説!犬のペット保険選びで後悔しない比較ポ
読者

そろそろ考えたいけど、まだ若いし、もう少し後でもいいかな?

ドッグトレーナーが解説!犬のペット保険選びで後悔しない比較ポ
リク

結論から言うと、「思い立ったが吉日、できれば愛犬をお迎えしたその日」がベストです!

これは決して大げさな話ではありません。なぜなら、ペット保険は基本的に「健康なうちに入るもの」だからです。一度でも動物病院で何かしらの診断を受けると、その病気やケガが「補償対象外」になったり、最悪の場合、保険への加入自体が難しくなったりします。

「病気になってから慌てて探しても遅い」というのが、この世界のシビアな現実です。子犬は予測不能な行動でケガをしやすいですし、環境の変化で体調を崩すこともあります。健康なうちに加入しておくことが、最大の防御策になります。

Q2. 多頭飼い割引って本当にお得?

「多頭割引」という言葉は、とても魅力的に聞こえますよね。しかし、割引率だけで安易に決めてしまうのは少し待ってください。

しつけの観点でも言えることですが、犬は一頭一頭、犬種も年齢も性格も、そしてかかりやすい病気のリスクも全く違います。例えば、活発な若いボーダーコリーと、のんびり過ごすシニアのチワワでは、必要な補償は当然異なりますよね。

割引を適用するために全員を同じ保険に入れるより、それぞれの犬に最も合った保険を個別に選んだ方が、結果的に手厚い補償を受けられて安心、というケースも少なくありません。まずは一頭ずつ最適なプランを考え、その上で、もし同じ保険会社になったら割引を適用する、という順番で考えるのがおすすめです。

Q3. 保険金の請求手続きって面倒じゃない?

これもよく聞かれる質問です。請求方法は、大きく分けて2種類あります。

一つは、アニコム損保やアイペット損保などが対応している「窓口精算」です。対応している動物病院の窓口で保険証を見せるだけで、その場で自己負担額のみを支払えば完了します。これ、実は犬が体調を崩して飼い主さんも精神的に余裕がない時に、本当に助かる仕組みなんです。

もう一つは、一度治療費を全額立て替え、後から飼い主さん自身が保険会社に請求するタイプです。最近はスマホアプリやLINEで明細書の写真を送るだけで済む会社も増え、昔に比べて格段に楽になりました。窓口精算非対応の保険は、その分保険料が安い傾向にあるので、少しの手間を許容できるなら十分選択肢になります。

Q4. シニア犬(高齢犬)からでも入れる保険はある?

はい、あります。多くの保険が新規加入を7〜8歳までとしていますが、中には10歳や12歳まで加入できるシニア向けのプランを用意している会社もあります。ご紹介した中では「ペッツベスト」や「日本ペットプラス少額短期保険」などが該当します。

ただし、若いうちに入るのに比べて、保険料が割高になったり、加入時の告知(健康状態の申告)が厳しくなったり、補償範囲が限定されたりするケースがほとんどです。

それでも、「最期までできる限りのことをしてあげたい」という飼い主さんの想いに応えてくれる、非常に価値のある保険です。もし今、未加入のシニア犬と暮らしているなら、諦めずに一度検討してみてほしいと思います。やはり、若くて健康なうちに備えておくのが一番、という結論にはなりますが…。

この記事が、あなたと愛犬にとって最高のパートナーとなる保険を見つける手助けになれば、僕もトレーナーとしてこれ以上嬉しいことはありません。

犬と飼い主さん、双方の幸せを第一に考えた内容に仕上げますね。

まとめ:愛犬のための後悔しないペット保険選び

この記事のポイント
  • ペット保険は「損か得か」ではなく、愛犬に最善の治療を受けさせるための「安心への投資」と捉えることが大切です。
  • 保険料の安さだけで選ぶのは危険です。「補償内容」「補償対象外の疾患」「更新条件」を必ず確認しましょう。
  • しつけの観点では、保険は「これくらいで病院は…」という飼い主さんの迷いをなくし、病気の早期発見・早期治療につながるという大きなメリットがあります。
  • 愛犬の犬種・年齢・性格を考慮し、「その子に合った」補償内容を選ぶことが、本当の意味で犬の暮らしを守ることにつながります。

よくある質問

ペット保険はいつ加入するのがベストですか?

結論から言うと、「子犬をお迎えしたその日」がベストです。多くの保険は生後2ヶ月頃から加入できます。一度でも病気やケガの診断を受けると、その病気が「既往症」とみなされ、補償対象外になったり加入自体が難しくなったりする可能性があります。犬目線で言うと、いつ何が起こるか分かりません。健康なうちに加入しておくことが最も重要です。

多頭飼いですが、割引を使った方がお得ですか?

必ずしもそうとは限りません。多頭飼い割引は魅力的ですが、犬種や年齢が違えば、それぞれに必要な補償も異なります。例えば、ヘルニアが心配な犬種と、皮膚疾患が多い犬種では最適なプランは違いますよね。割引を適用するために全員を同じ保険に入れるより、一頭一頭に本当に合った保険を個別に選ぶ方が、結果的に手厚い補償を受けられる場合があります。

保険金の請求手続きは難しくないですか?

最近は手続きが簡単な保険が増えています。動物病院の窓口で保険証を提示するだけで自己負担額のみの支払いになる「窓口精算」に対応している保険(アニコム損保、アイペット損保など)が便利です。それ以外の保険も、スマホアプリで診療明細書を撮影して送るだけで請求できるものが主流になっており、以前より手間は格段に少なくなっています。

シニア犬(高齢犬)になってからでも入れますか?

はい、8歳や10歳以上でも加入できるシニア向けの保険はあります。ただし、若い頃に加入するのに比べて保険料が割高になったり、加入時の健康状態の告知が厳しくなったり、補償範囲が限定されたりすることが一般的です。本当に保険が必要になるシニア期に備えるためにも、若く健康なうちからの加入を強くおすすめします。

ワクチンやフィラリア予防などの予防費用は補償対象ですか?

いいえ、ほとんどのペット保険では、ワクチン接種、フィラリア・ノミダニ予防、健康診断、去勢・避妊手術といった「予防」に関する費用は補償対象外となります。ペット保険は、あくまで病気やケガの「治療」にかかった費用を補償するためのものです。これ、実は犬がストレスになってる可能性があって、予防と治療の線引きを理解しておくことはとても大切です。

歯科治療は補償されますか?

保険会社やプランによって対応が大きく分かれる部分です。歯周病などの治療を補償対象とする保険もあれば、歯科治療全般を対象外としている保険も多いです。また、乳歯遺残(乳歯が抜けずに残ってしまうこと)の抜歯なども対象外になりやすい項目です。愛犬の歯の健康が気になる場合は、契約前に「歯科治療」に関する項目を約款でしっかり確認しましょう。

参考情報

* アニコム損害保険株式会社 公式サイト

* アイペット損害保険株式会社 公式サイト

* 楽天損害保険株式会社 ペット保険

* FPC株式会社 フリーペットほけん

* ペットメディカルサポート株式会社 P.S.保険

この記事を書いた人

ドッグトレーナー・リク


(家庭犬トレーナー / ブロガー)

自身の愛犬の保険選びでの失敗経験から、ペット保険について徹底的に研究。累計100以上のプランを比較検討し、飼い主と犬、双方の視点から「本当に役立つ保険」を追求している。しつけの観点では「犬の習性や本能を理解し、ストレスの少ない環境を整えること」をモットーに、日々トレーニングや情報発信に励んでいる。犬が喜ぶこと以上に、その犬の生涯にわたって心身ともに健康でいられることを何よりも大切に考えている。

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当サイトは、アフィリエイトプログラムを利用することにより、各保険会社様の商品・サービスをご紹介しております。

本記事で掲載している保険商品に関する情報は、2026年5月時点のものです。ご契約の際は、必ず各保険会社の公式サイトに記載されている最新の情報(保険料、補償内容、保険金をお支払いできない場合、重要事項説明書、約款など)を十分にご確認いただきますようお願いいたします。

商品に関するお問い合わせやご契約、保険金の請求手続き等につきましては、各保険会社様へ直接ご連絡ください。当サイトでは、特定の商品への加入を推奨・強制するものではなく、契約に関わる一切の責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。

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🌸 春の注目キーワード: 新生活 / GW
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「ペット保険って色々ありすぎて、どれを選べばいいのか分からない…」「高いお金を払って、もし使わなかったら損するだけじゃない?」そんな風に悩んでいませんか?僕もドッグトレーナーとして多くの飼い主さんから相談を受けますが、ペット保険に関する悩みは本当によく聞きます。実は僕自身も、昔愛犬の保険選びで深く考えずに加入してしまい、いざという時に「これも対象外なの!?」と後悔した苦い経験があるんです。

犬目線で言うと、彼らは不調を言葉で伝えられません。だからこそ、飼い主さんが些細な変化に気づいて、すぐに病院へ連れて行ってあげられる環境がすごく大事。累計100以上のペット保険プランを比較検討してきた経験から言えるのは、保険は単なる「お守り」ではなく、愛犬の健康を守るための「投資」だということです。今回は、保険料の安さや知名度だけで選んで後悔しないために、犬種や年齢ごとのリスクを踏まえた、本当に愛犬のためになる保険の選び方を徹底的に解説します。

そもそも犬のペット保険は必要?ドッグトレーナーが考える本当のところ

ドッグトレーナーという仕事柄、「ペット保険って入った方がいいですか?」とよく質問されます。僕の答えはいつも同じで、「金銭的な備え以上に、心の余裕を持つために必要なら入るべき」とお伝えしています。

犬との暮らしでは、予測不能なケガや病気がつきものです。僕の周りでも、椎間板ヘルニアの手術で50万円、おもちゃの誤飲による内視鏡処置で15万円といった話は珍しくありません。もちろん貯蓄で備えるのも一つの方法ですが、いざ高額な治療費を目の前にすると、多くの飼い主さんが冷静な判断を下せなくなってしまうんです。

【メリット】万が一の備えだけじゃない!治療の選択肢が広がる精神的な安心感

ペット保険に加入する最大のメリットは、金銭的な負担が軽くなること以上に、「最善の治療を選択できる」という精神的な安心感だと僕は考えています。

「本当は手術してあげたいけど、支払いが厳しい…」「もっと効果的な治療法があるけど、高額だから諦めよう…」こんな風に、お金が理由で愛犬への選択肢を狭めてしまうのは、飼い主さんにとって非常につらいことです。保険という後ろ盾があれば、迷わず「この子のために一番良い方法」を選んであげられます。これは、犬と向き合う上でとても大切な心の余裕に繋がります。

【デメリット】毎月の保険料負担と「使わなかった」時の割り切り

もちろん、良いことばかりではありません。一番のデメリットは、毎月の保険料が家計の負担になるという現実です。特に多頭飼いの場合は、その負担も大きくなります。

また、愛犬が幸いにも健康で過ごしてくれた場合、保険料は「掛け捨て」になります。「結局一度も使わなかったから損した」と感じてしまうかもしれません。これ、実は犬がストレスになってる可能性があって。保険を「損か得か」のギャンブルで考えると、こういう気持ちになりがちです。そうではなく、「万が一の事態に備えるための安心料」と割り切れるかどうかが、加入を判断する一つのポイントになります。

犬目線で言うと…「予防」と「早期発見」のハードルが下がる

ここが僕が一番お伝えしたい部分です。しつけの観点では、犬の些細な変化に気づくことがとても重要になります。でも、「ちょっと様子がおかしいけど、病院に行くとお金がかかるし…」と、受診をためらってしまった経験はありませんか?

犬目線で言うと、この「ためらい」が一番つらいんです。保険に入っていると、この心理的なハードルがぐっと下がります。「念のため診てもらおう」と気軽に動物病院へ足を運べるようになる。これが、結果的に病気の早期発見・早期治療に繋がり、愛犬が苦しむ時間を最短にできる可能性を高めます。これこそが、犬にとっての最大のメリットだと僕は思います。

【失敗談から学ぶ】ペット保険選びで後悔する人の共通点3つ

これまでたくさんの飼い主さんとお話してきましたが、ペット保険選びで「こんなはずじゃなかった…」と後悔している方には、いくつかの共通点があります。僕自身も、昔は知識がなくて失敗した経験があるので、ぜひ反面教師にしてください。

ケース1:「保険料の安さ」だけで選んで補償内容がスカスカだった

「月々ワンコインから!」といった魅力的な広告を見て、保険料の安さだけで飛びついてしまうケースです。これは本当に多い失敗談で、いざ保険を使おうとした時に「こんなはずでは…」となりがちです。

安い保険には、安いなりの理由があります。例えば、補償割合が30%と低かったり、1万円以下の治療は対象外という免責金額が設定されていたり、「通院」は補償されず「手術」のみが対象だったり。結局、動物病院で15,000円の支払いがあっても、保険金がほとんど下りず、自己負担額の方が大きかった…なんてことも。これでは、何のために毎月保険料を払っていたのか分からなくなってしまいます。

ケース2:愛犬の犬種がかかりやすい病気が「補償対象外」だった

これはドッグトレーナーとして、特に注意してほしいポイントです。犬種によって、かかりやすい遺伝性の病気や特有のトラブルがあります。

例えば、ダックスフンドの椎間板ヘルニア、トイプードルなど小型犬の膝蓋骨脱臼(パテラ)、ゴールデン・レトリーバーなどの大型犬に多い股関節形成不全。これらは、多くの保険で「補償対象外」とされているか、加入前に発症していると部位不担保(特定の部位は補償しない)になる可能性があります。愛犬の犬種的リスクをカバーできない保険では、一番備えたい部分に穴が空いているのと同じです。契約前に必ず公式サイトやパンフレットの「補償対象外の項目」を隅々まで確認してください。

ケース3:更新時の保険料アップや「終身継続」の条件を見落としていた

若い頃は安かった保険料も、犬がシニア期に近づくにつれて段階的に上がっていきます。この上がり幅を契約時に確認しておらず、「7歳になった途端、保険料が倍近くになって継続を断念した」という声も聞きます。

さらに深刻なのが、そもそも「終身で継続できない」保険があることです。本当に保険が必要になるのは、病気やケガが増えるシニア期。それなのに、「10歳で更新が打ち切られてしまった」なんてことになったら目も当てられません。うちの子がシニアになった時のこと、ちゃんと想像できてますか?加入時に少し手間でも、将来の保険料シミュレーションや、終身継続が可能かどうかは必ずチェックすべき項目です。

後悔しない!ペット保険の選び方5ステップ【比較シミュレーション付き】

では、具体的にどうやって自分と愛犬に合った保険を選べばいいのでしょうか。複雑に見えるペット保険も、ポイントを押さえれば大丈夫です。ここでは、僕が実際に保険を比較検討する時に使っている5つのステップをご紹介します。

STEP1: 「補償割合」を決める(50%・70%・90%どれがいい?)

まずは、治療費の何%を保険でカバーしてほしいか、「補償割合」を決めましょう。多くの保険会社では、50%、70%が主流で、中には90%や100%をカバーするプランもあります。当然ですが、補償割合が高いほど月々の保険料も高くなります。

シミュレーション

治療費が10万円かかった場合

  • 補償割合50%プラン:保険金5万円、自己負担5万円
  • 補償割合70%プラン:保険金7万円、自己負担3万円
  • 補償割合90%プラン:保険金9万円、自己負担1万円

※免責金額や上限額は考慮しない場合

どこまで備えたいかと、毎月支払える保険料のバランスを見て決めましょう。「高額な手術にだけ備えられれば良い」なら50%、「日々の通院も気軽にしたい」なら70%以上、といった形で考えるのがおすすめです。

STEP2: 「免責金額」の有無と設定金額を確認する

次にチェックしたいのが「免責金額」です。これは、いわば「治療費の自己負担額の下限」のこと。例えば「免責金額5,000円」と設定されている場合、治療費が12,000円かかったら、まず5,000円を自己負担し、残りの7,000円に対して補償割合が適用されます。

免責金額があるプランは月々の保険料が安い傾向にありますが、少額の通院を繰り返す場合には不向きです。治療費が免責金額を下回ると、保険金は1円も支払われません。逆に、大きな手術にだけ備えたいという場合は、免責金額ありのプランで保険料を抑えるという選択もアリです。

STEP3: 「通院・入院・手術」の補償範囲と年間限度額をチェック

ペット保険には、通院・入院・手術をすべてカバーする「フルカバープラン」と、高額になりがちな手術だけに特化した「手術特化型プラン」などがあります。ご自身の考え方に合わせて選びましょう。

また、補償範囲と合わせて「限度額」の確認も必須です。「通院は1日最大1万円まで、年間20日まで」といったように、1日あたりの支払い上限や年間の利用回数・上限金額が定められています。この上限が低いと、いざという時に十分な補償が受けられない可能性があるので注意が必要です。

STEP4: 自分の犬種がかかりやすい病気が「補償対象」か必ず調べる

ここは一番時間をかけてほしいステップです。なぜなら、犬種の本能や習性が、かかりやすい病気やケガに直結しているからです。

例えば、レトリーバー種はもともと獲物を口で運ぶ「運搬欲」が強い犬種。しつけの観点では素晴らしい能力ですが、これが現代の家庭環境では「異物誤飲」のリスクに直結します。ボーダーコリーのような牧羊犬は、急な方向転換やジャンプを得意とする骨格のため、関節系のトラブルを起こしやすい傾向があります。

しつけでリスクを100%防ぐことは不可能です。犬が犬らしくあるための本能的な行動が、ケガの原因になることもある。だからこそ、その犬種特有のリスクをしっかりカバーしてくれる保険を選ぶことが、本当の意味で愛犬を守ることに繋がるんです。

STEP5: 付帯サービス(獣医師への電話相談、賠償責任特約など)を比較する

最後に、補償内容以外の「付帯サービス」にも目を向けてみましょう。これ、意外と暮らしの質を上げてくれる便利なものが多いんです。

代表的なのが「24時間獣医師電話相談サービス」。夜間や休診日に愛犬の様子が急変した時、「これは救急病院に行くべきか?」と迷った際に専門家に相談できるのは、非常に心強いです。また、愛犬が他人や他の犬にケガをさせてしまった場合に備える「個人賠償責任特約」を付けられる保険もあります。こうしたプラスアルファのサービスも、保険選びの重要な判断材料になります。

ドッグトレーナーが犬種・年齢別に厳選!おすすめペット保険10社

ここからは、選び方のステップを踏まえて、僕が各社のプランを徹底的に比較し、「これは自信を持っておすすめできる」と感じたペット保険10社を厳選してご紹介します。

保険選びは、愛犬の健康を守るための大切なパートナー選びです。どんな犬種・年齢・ライフスタイルのご家庭に合うのか、ドッグトレーナーならではの視点で詳しく解説していきますね。

バランス重視!初めての保険におすすめ

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まずは「どれを選べばいいか分からない…」という方に、補償内容・保険料・使いやすさのバランスが取れた3社をご紹介します。迷ったらこの中から選べば、大きな失敗はないはずです。

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アニコム損保 どうぶつ健保ふぁみりぃ

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アクサダイレクト いぬのきもち保険

アクサダイレクト いぬのきもち保険

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この保険のすごいところは、年間の補償上限額の範囲内であれば、通院・入院・手術の回数制限がないことです。しつけの観点では、病気が長引くと犬のストレスも大きくなるため、回数を気にせず最適な治療を受けさせてあげられるのは大きなメリット。特に、椎間板ヘルニアや皮膚疾患など、慢性化しやすい病気が心配な犬種には心強い味方です。

au損保 ペットの保険

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通院あり・なしを選べるユニークなプランが特徴です。「普段は元気だから、高額な手術や入院だけ備えたい」というニーズに応えてくれます。auユーザー向けの割引があるのも嬉しいポイント。ライフスタイルに合わせて補償をカスタマイズしたい方におすすめです。

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シニア犬・持病があっても入りやすい

年齢を重ねたり、すでに病気があったりすると、加入できる保険は限られてきます。そんな子たちでも加入を検討できる2社です。

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ペッツベスト

ペッツベスト

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ペッツベストは、加入時の審査が比較的緩やかで、高齢でも加入しやすいのが特徴です。また、過去にかかった病気やケガがあっても、その部位が完治していれば、再発した場合も補償対象になる可能性があります(条件あり)。諦めかけていた飼い主さんにとっては、希望の光になるかもしれません。

日本ペットプラス少額短期保険

日本ペットプラス少額短期保険

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12歳11ヶ月まで加入できる、シニア犬に優しい保険です。持病があっても、その病気と関連のないケガや病気は補償の対象となります。保険料は年齢相応に高くなりますが、「万が一のお守り」として持っておきたい場合には、非常に価値のある選択肢です。

【全商品比較表】おすすめペット保険10社の料金・補償内容を一覧でチェック

ここまで10社のペット保険をご紹介してきましたが、「情報が多くて混乱してきた…」という方もいらっしゃるかもしれませんね。

そこで、各保険の主な特徴を一覧表にまとめました。ご自身の希望する条件(「窓口精算は絶対!」「保険料は月3,000円以内がいい」など)と照らし合わせながら、最終候補を絞り込んでみてください。

結局のところ、すべての人にとって完璧な「No.1保険」というものは存在しません。愛犬の犬種、年齢、そしてご自身のライフスタイルに最も合う保険が、あなたにとってのベストな保険なんです。

保険会社補償割合保険料目安
(トイプー0歳/50%)
年間補償上限
(通院・入院・手術合計)
窓口精算免責金額
アニコム損保50% / 70%2,710円約88万円なし
アイペット損保50% / 70%2,360円約122万円なし
楽天ペット保険50% / 70%1,840円約110万円×プランによる
P.S.保険50% / 70% / 100%1,540円110万円×あり(3,000円)
FPC50%1,590円約85万円×なし
SBIプリズムペット50% / 70%1,518円110万円×プランによる
アクサダイレクト50% / 70%2,240円70万円×なし
au損保50% / 70%1,680円120万円×なし
ペッツベスト50% / 70% / 80%1,970円プランによる×プランによる
日本ペットプラス50% / 70%2,110円50万円×あり(7,000円)

※保険料は2026年10月時点のものです。プランや特約によって変動するため、必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。

この表で気になる保険が2〜3社に絞れたら、次のステップは各社の公式サイトで「うちの子の場合」の正確な保険料を見積もってみることです。ほとんどのサイトで、犬種と生年月日を入力するだけで簡単にシミュレーションができますよ。

ペット保険のよくある疑問【加入タイミングは?多頭飼い割引は?】

最後に、保険選びの段階で多くの飼い主さんが抱く、細かな疑問についてQ&A形式でお答えしていきます。

Q1. ペット保険に加入するベストなタイミングはいつ?

ドッグトレーナーが解説!犬のペット保険選びで後悔しない比較ポ
読者

そろそろ考えたいけど、まだ若いし、もう少し後でもいいかな?

ドッグトレーナーが解説!犬のペット保険選びで後悔しない比較ポ
リク

結論から言うと、「思い立ったが吉日、できれば愛犬をお迎えしたその日」がベストです!

これは決して大げさな話ではありません。なぜなら、ペット保険は基本的に「健康なうちに入るもの」だからです。一度でも動物病院で何かしらの診断を受けると、その病気やケガが「補償対象外」になったり、最悪の場合、保険への加入自体が難しくなったりします。

「病気になってから慌てて探しても遅い」というのが、この世界のシビアな現実です。子犬は予測不能な行動でケガをしやすいですし、環境の変化で体調を崩すこともあります。健康なうちに加入しておくことが、最大の防御策になります。

Q2. 多頭飼い割引って本当にお得?

「多頭割引」という言葉は、とても魅力的に聞こえますよね。しかし、割引率だけで安易に決めてしまうのは少し待ってください。

しつけの観点でも言えることですが、犬は一頭一頭、犬種も年齢も性格も、そしてかかりやすい病気のリスクも全く違います。例えば、活発な若いボーダーコリーと、のんびり過ごすシニアのチワワでは、必要な補償は当然異なりますよね。

割引を適用するために全員を同じ保険に入れるより、それぞれの犬に最も合った保険を個別に選んだ方が、結果的に手厚い補償を受けられて安心、というケースも少なくありません。まずは一頭ずつ最適なプランを考え、その上で、もし同じ保険会社になったら割引を適用する、という順番で考えるのがおすすめです。

Q3. 保険金の請求手続きって面倒じゃない?

これもよく聞かれる質問です。請求方法は、大きく分けて2種類あります。

一つは、アニコム損保やアイペット損保などが対応している「窓口精算」です。対応している動物病院の窓口で保険証を見せるだけで、その場で自己負担額のみを支払えば完了します。これ、実は犬が体調を崩して飼い主さんも精神的に余裕がない時に、本当に助かる仕組みなんです。

もう一つは、一度治療費を全額立て替え、後から飼い主さん自身が保険会社に請求するタイプです。最近はスマホアプリやLINEで明細書の写真を送るだけで済む会社も増え、昔に比べて格段に楽になりました。窓口精算非対応の保険は、その分保険料が安い傾向にあるので、少しの手間を許容できるなら十分選択肢になります。

Q4. シニア犬(高齢犬)からでも入れる保険はある?

はい、あります。多くの保険が新規加入を7〜8歳までとしていますが、中には10歳や12歳まで加入できるシニア向けのプランを用意している会社もあります。ご紹介した中では「ペッツベスト」や「日本ペットプラス少額短期保険」などが該当します。

ただし、若いうちに入るのに比べて、保険料が割高になったり、加入時の告知(健康状態の申告)が厳しくなったり、補償範囲が限定されたりするケースがほとんどです。

それでも、「最期までできる限りのことをしてあげたい」という飼い主さんの想いに応えてくれる、非常に価値のある保険です。もし今、未加入のシニア犬と暮らしているなら、諦めずに一度検討してみてほしいと思います。やはり、若くて健康なうちに備えておくのが一番、という結論にはなりますが…。

この記事が、あなたと愛犬にとって最高のパートナーとなる保険を見つける手助けになれば、僕もトレーナーとしてこれ以上嬉しいことはありません。

犬と飼い主さん、双方の幸せを第一に考えた内容に仕上げますね。

まとめ:愛犬のための後悔しないペット保険選び

この記事のポイント
  • ペット保険は「損か得か」ではなく、愛犬に最善の治療を受けさせるための「安心への投資」と捉えることが大切です。
  • 保険料の安さだけで選ぶのは危険です。「補償内容」「補償対象外の疾患」「更新条件」を必ず確認しましょう。
  • しつけの観点では、保険は「これくらいで病院は…」という飼い主さんの迷いをなくし、病気の早期発見・早期治療につながるという大きなメリットがあります。
  • 愛犬の犬種・年齢・性格を考慮し、「その子に合った」補償内容を選ぶことが、本当の意味で犬の暮らしを守ることにつながります。

よくある質問

ペット保険はいつ加入するのがベストですか?

結論から言うと、「子犬をお迎えしたその日」がベストです。多くの保険は生後2ヶ月頃から加入できます。一度でも病気やケガの診断を受けると、その病気が「既往症」とみなされ、補償対象外になったり加入自体が難しくなったりする可能性があります。犬目線で言うと、いつ何が起こるか分かりません。健康なうちに加入しておくことが最も重要です。

多頭飼いですが、割引を使った方がお得ですか?

必ずしもそうとは限りません。多頭飼い割引は魅力的ですが、犬種や年齢が違えば、それぞれに必要な補償も異なります。例えば、ヘルニアが心配な犬種と、皮膚疾患が多い犬種では最適なプランは違いますよね。割引を適用するために全員を同じ保険に入れるより、一頭一頭に本当に合った保険を個別に選ぶ方が、結果的に手厚い補償を受けられる場合があります。

保険金の請求手続きは難しくないですか?

最近は手続きが簡単な保険が増えています。動物病院の窓口で保険証を提示するだけで自己負担額のみの支払いになる「窓口精算」に対応している保険(アニコム損保、アイペット損保など)が便利です。それ以外の保険も、スマホアプリで診療明細書を撮影して送るだけで請求できるものが主流になっており、以前より手間は格段に少なくなっています。

シニア犬(高齢犬)になってからでも入れますか?

はい、8歳や10歳以上でも加入できるシニア向けの保険はあります。ただし、若い頃に加入するのに比べて保険料が割高になったり、加入時の健康状態の告知が厳しくなったり、補償範囲が限定されたりすることが一般的です。本当に保険が必要になるシニア期に備えるためにも、若く健康なうちからの加入を強くおすすめします。

ワクチンやフィラリア予防などの予防費用は補償対象ですか?

いいえ、ほとんどのペット保険では、ワクチン接種、フィラリア・ノミダニ予防、健康診断、去勢・避妊手術といった「予防」に関する費用は補償対象外となります。ペット保険は、あくまで病気やケガの「治療」にかかった費用を補償するためのものです。これ、実は犬がストレスになってる可能性があって、予防と治療の線引きを理解しておくことはとても大切です。

歯科治療は補償されますか?

保険会社やプランによって対応が大きく分かれる部分です。歯周病などの治療を補償対象とする保険もあれば、歯科治療全般を対象外としている保険も多いです。また、乳歯遺残(乳歯が抜けずに残ってしまうこと)の抜歯なども対象外になりやすい項目です。愛犬の歯の健康が気になる場合は、契約前に「歯科治療」に関する項目を約款でしっかり確認しましょう。

参考情報

* アニコム損害保険株式会社 公式サイト

* アイペット損害保険株式会社 公式サイト

* 楽天損害保険株式会社 ペット保険

* FPC株式会社 フリーペットほけん

* ペットメディカルサポート株式会社 P.S.保険

この記事を書いた人

ドッグトレーナー・リク


(家庭犬トレーナー / ブロガー)

自身の愛犬の保険選びでの失敗経験から、ペット保険について徹底的に研究。累計100以上のプランを比較検討し、飼い主と犬、双方の視点から「本当に役立つ保険」を追求している。しつけの観点では「犬の習性や本能を理解し、ストレスの少ない環境を整えること」をモットーに、日々トレーニングや情報発信に励んでいる。犬が喜ぶこと以上に、その犬の生涯にわたって心身ともに健康でいられることを何よりも大切に考えている。

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本記事で掲載している保険商品に関する情報は、2026年5月時点のものです。ご契約の際は、必ず各保険会社の公式サイトに記載されている最新の情報(保険料、補償内容、保険金をお支払いできない場合、重要事項説明書、約款など)を十分にご確認いただきますようお願いいたします。

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