シニア犬・老犬向けドッグフードおすすめ12選【2026年版】成分・食べやすさ・関節ケアで厳選

シニア犬・老犬向けドッグフードおすすめ12選【2026年版】成分・食べやすさ・関節ケアで厳選

この記事を書いた人

ナナ|獣医助手・ドッグフードレビュアー

  • 動物病院での勤務歴5年(一般診療・栄養相談補助を担当)
  • 犬の飼育歴12年。現在はシニア期に入ったミニチュア・ダックスフンド(13歳)と暮らしています
  • 当サイトでのドッグフード・犬グッズレビュー実績:動物病院にいた頃、「なぜこのフードを選んだんですか?」と聞くと、多くの方が「CMで見たから」「パッケージがよさそうだったから」と答えていました。それが悪いわけではありません。ただ、原材料の3行目まで目を通すだけで、愛犬に合うフードかどうかの判断精度はまったく変わります。

    この記事が、皆さんのフード選びのひとつの判断材料になっていれば嬉しいです。


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    添加物の話になると止まれないんですが、この記事でお伝えしたかったのは結局ひとつだけです。原材料表示を見る習慣をつけてほしい。それだけで、シニア犬のフード選びは大きく変わります。

    愛犬の残りの時間を、少しでもいい食事で支えてあげられますように。

    目次

    まとめ——シニア犬のフード選びで私が伝えたかったこと

    この記事を通じて、成分表示を軸にシニア犬向けフード12種を比較してきました。最後に、私がフード選びで繰り返し実感してきたことを整理しておきます。

    この記事の要点

    • 「シニア用」の表示に法的基準はありません。 AAFCOの区分は「成長期」と「維持期」の2つだけ。パッケージの文字ではなく、原材料表示の中身で判断する必要があります
    • 原材料は「最初の3つ」で主原料が分かります。 肉(生肉・ミール)が1番目に来ているか、穀物が上位を占めていないかが最初のチェックポイントです
    • 添加物はBHA・BHT・エトキシキンの有無を確認してください。 天然由来の酸化防止剤(ミックストコフェロール・ローズマリー抽出物)を使用しているフードを選ぶだけで、リスクはかなり下がります
    • 関節ケア成分は「配合量」まで確認する。 グルコサミン・コンドロイチンが入っていても、含有量が非公開の商品は少なくありません。ミシュワンやヒルズのように数値を開示しているフードのほうが判断しやすいです
    • フードの切り替えは7〜10日かけて混合する。 私はこれを怠ってコタロウに2週間の軟便を経験させました。同じ失敗をする方が一人でも減ればと思います

    成分を見ると、シニア犬向けフードの品質は本当にピンキリです。価格が高いから良いとも限らないし、スーパーで買えるフードが全部悪いわけでもありません。ピュリナワンのように手頃な価格帯でも、成分を理解したうえで選ぶなら十分な選択肢になります。

    反対に、どれだけ高価なフードでも、自分の犬の体質や年齢に合っていなければ意味がありません。オリジンの原材料は文句のつけようがないですが、腎臓に不安のあるシニア犬に高タンパクフードを与えるかどうかは別の判断です。

    結局のところ、原材料表示を見る習慣があるかどうかで、フード選びの精度はまったく変わります。3回読む必要はないかもしれませんが(私はつい読んでしまいますが)、せめて1回、最初の5つの原材料に目を通すだけで、愛犬に合うフードかどうかの見当はつくようになります。

    フード切り替えで軟便が出ると焦りますよね。でも、2日で元に戻すのではなく、混合比率を調整しながらもう少し待ってみてください。それでも改善しない場合は、かかりつけの獣医師に相談するのが一番確実です。


    動物病院の受付で本当に多かった質問を中心に、シニア犬のフード選びに関する疑問をまとめました。ここに載っていない内容で気になることがあれば、まずかかりつけの獣医師に聞いてみてください。

    シニア用フードに切り替えるタイミングはいつですか?

    一般的には7歳前後が目安とされていますが、犬種やサイズによって異なります。大型犬(ゴールデン・レトリーバー、ラブラドールなど)は5〜6歳頃からシニア期に入るとされており、早めの切り替えを検討してもよいです。小型犬は7〜8歳頃が一般的な目安です。ただし、年齢だけで機械的に切り替えるのではなく、食いつきの変化・運動量の低下・関節の硬さなど、日々の様子を見て判断するのが現実的です。動物病院にいた頃も「何歳から変えればいいですか?

    」という質問は非常に多かったのですが、私はいつも「年齢より体の変化を見てください」とお伝えしていました。

    ドライフードとウェットフード、シニア犬にはどちらがいいですか?

    二者択一ではなく、混合して与えるのが私の経験上はうまくいくことが多いです。ドライフードは栄養バランスが安定しており歯石除去にも多少の効果がありますが、歯周病が進んだシニア犬には硬すぎることがあります。ウェットフードは水分補給にもなり食いつきが良い反面、開封後の保存期間が短い。実家のコタロウにはドライ7:ウェット3の比率から始めて、歯の状態を見ながらウェットの比率を上げていきました。ブッチのようなウェットフードをトッピングとして使う方法もコスト面で現実的です。

    グレインフリーのフードはシニア犬に必要ですか?

    グレインフリーが必ずしも良い選択とは限りません。2018年にFDA(米国食品医薬品局)がグレインフリーフードと犬の拡張型心筋症(DCM)の関連を調査しているという報告を出しています(※因果関係は確定していません)。穀物アレルギーが診断された犬であればグレインフリーを選ぶ意味はありますが、「なんとなく穀物は悪そう」というイメージだけで選ぶのは根拠が弱いです。成分を見ると、グレインフリーでも穀物の代わりに豆類(レンズ豆・エンドウ豆)を大量に使っているフードもあります。

    穀物を避けているのか、何に置き換えているのかまで確認する必要があります。

    シニア犬が急にフードを食べなくなりました。どうすればいいですか?

    まず試してほしいのは、フードをぬるま湯(40℃前後)で少しふやかすことです。香りが立って食いつきが改善することがあります。次に、ウェットフードやスープ状のトッピングを少量混ぜてみてください。ブッチやペトコトフーズを大さじ1杯程度加えるだけで反応が変わることがあります。それでも食べない場合は、フードを温める→トッピングを変える→器を変える(高さのある食器に替えると首の負担が減る)の順番で試してみてください。ただし、2日以上まったく食べない場合は、フードの問題ではなく体調の問題の可能性があります。

    すぐにかかりつけの獣医師を受診してください。動物病院で勤務していた頃も「食べない」という相談は多かったのですが、内臓疾患や口腔内の痛みが原因だったケースも少なくありませんでした。

    関節ケアのサプリメントは別で与えるべきですか?

    フードにグルコサミン・コンドロイチンが十分量配合されているなら、追加のサプリメントは不要だと私は考えています。ミシュワンやヒルズ サイエンス・ダイエット シニアプラスのように、関節ケア成分の配合量を公開している商品であれば、そのフードだけでカバーできます。問題は、「関節サポート」と書いてあるのに配合量が非公開のフードです。成分を見ると「グルコサミン含有」としか書いていないものも多く、その場合は量が足りているか判断できません。

    不安であれば獣医師に相談のうえ、フードとは別にサプリメントを追加する選択肢もあります。ただし、サプリメントの過剰摂取もリスクがあるので、自己判断で複数のサプリを同時に与えるのは避けてください。

    シニア犬のフードの適正な給餌量はどう計算しますか?

    各フードのパッケージに記載された給餌量ガイドが出発点ですが、あくまで「平均的な犬の目安」です。シニア犬は運動量が減っているため、成犬時の給餌量から10〜20%減が一般的な調整幅とされています。ただし、痩せ気味のシニア犬にカロリーを制限するのは逆効果です。月に1回はBCS(ボディコンディションスコア)を確認して、肋骨に軽く触れたときに骨の感触がうっすら分かる程度(BCS 4〜5/9)を目安にしてください。体重計の数字だけでなく、実際に体を触って確認するのが一番正確です。

    BHA・BHTが入ったフードは絶対に避けるべきですか?

    添加物の話になると止まれないんですが、正直に言うと「絶対にダメ」とまでは断言できません。ペットフード安全法ではBHA・BHT・エトキシキンの使用上限値が定められており、基準内であれば法的には問題ありません。ただ、私個人の判断基準としては、天然由来の酸化防止剤(ミックストコフェロール・ローズマリー抽出物)で代替できるのに、あえて合成酸化防止剤を使っているフードは選びません。動物病院で働いていた経験上、BHAを含むフードを長期間食べていた犬に皮膚トラブルが目立った印象はあります。

    これは私の経験に基づく感覚であり、因果関係を証明するデータではありません。ただ、選択肢があるなら天然由来を選ぶ——それが私の考え方です。


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    参考情報

    この記事の参考情報

    • AAFCO(米国飼料検査官協会)栄養基準:犬のライフステージ別栄養基準。タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラルの最低基準値を定めています — https://www.aafco.org/
    • 農林水産省「ペットフード安全法」:日本国内のペットフード安全基準。添加物の使用上限値やラベル表示義務について — https://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/petfood/
    • 環境省「ペットフードの安全確保について」:ペットフードの安全確保に関する法律・ガイドラインの概要 — https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/petfood/
    • FDA(米国食品医薬品局)DCM調査報告:グレインフリーフードと犬の拡張型心筋症(DCM)の関連に関する調査経過 — https://www.fda.gov/animal-veterinary/outbreaks-and-advisories/fda-investigation-potential-link-between-certain-diets-and-canine-dilated-cardiomyopathy
    • 各メーカー公式サイト:このこのごはん(コノコトトモニ)、ブッチジャパン、ロイヤルカナン、ヒルズ、オリジン、アカナ、ミシュワン、ピュリナ、ペトコトフーズ、ココグルメ、うまか、ニュートロ各社の成分情報・給餌量ガイドを参照しています

    成分を見るときに「これはどういう基準で安全とされているのか」を調べる習慣がついたのは、動物病院で働いていた頃からです。飼い主さんに説明するためには根拠が必要で、そのたびに上記のような公的情報に当たっていました。この記事でも、個人的な感想だけでなく、裏付けの取れる情報をベースにしています。


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    ナナ|獣医助手・ペット栄養アドバイザー

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    • 犬の飼育歴12年。現在はシニア期に入ったミニチュア・ダックスフンド(13歳)と暮らしています
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      私がシニア犬のフード選びで失敗した話

      実家の柴犬・コタロウが10歳になった年のことです。かかりつけの獣医さんに「そろそろシニア用フードに切り替えてもいいですね」と言われて、私はその足でホームセンターに向かいました。

      動物病院で働いていた経験がある。成分表示にはそれなりに詳しいはず——そう思っていたのに、やったことはパッケージに「7歳以上用」と書いてあるフードを棚から手に取って、裏面をろくに確認せずにカゴに入れただけでした。

      切り替えた翌日から、コタロウの便がゆるくなりました。「フードを変えたばかりだから」と3日ほど様子を見ましたが、5日経っても改善しません。食いつきも明らかに落ちていて、それまで30秒で完食していた子が、器の前で座って私の顔を見上げるようになりました。

      2週間、軟便と食いつきの低下が続きました。

      ようやく「おかしい」と腰を上げて、それまで食べていたフードと新しいフードのパッケージを並べて見比べたんです。原材料表示のトップ5がこれでした。

      順位切り替え前(成犬用)切り替え後(シニア用)
      1チキン(生肉)トウモロコシ
      2玄米小麦粉
      3鶏脂チキンミール
      4ビートパルプ動物性油脂
      5全卵コーングルテンミール

      チキンが1番目だったフードから、トウモロコシが1番目のフードに切り替えていました。タンパク源が生肉からミール(乾燥粉末)に変わり、穀物の比率が一気に上がっている。10歳の柴犬のお腹がびっくりするのは当たり前です。

      動物病院で飼い主さんに「フードを変えるときは原材料を確認してくださいね」と何度も言っていた私が、自分の犬でこれをやったわけです。正直に言って、かなり恥ずかしかったです。

      「シニア用」って書いてあれば安心だと思ってました…そうじゃないんですか?

      「シニア用」は法的な基準があるわけではないんです。各メーカーが独自の判断で表記しているだけなので、中身は必ず自分で確認する必要があります

      「シニア用」の表示だけで選んだ結果

      問題は「シニア用」という表示に法的な定義がないことです。AAFCOの基準では犬のライフステージは「成長期(Growth)」と「維持期(Maintenance)」の2区分しかありません。「シニア用」「7歳以上」という表記は、あくまでメーカーが独自に設定したものです。

      コタロウに起きた症状を整理するとこうなります。

      • 1〜3日目: 軟便が始まる。回数は通常の1日2回から3回に増加
      • 4〜7日目: 食いつきが目に見えて低下。完食まで10分以上かかるように
      • 8〜14日目: 便の状態は変わらず。毛のツヤがやや落ちた気がした(これは気のせいかもしれません)
      • 15日目: 元のフードに戻す。3日で便の状態は正常に戻りました

      私が犯した間違いは3つあります。

      1つ目は、原材料を確認しなかったこと。2つ目は、切り替えを一気にやったこと。通常、フードの切り替えは7〜10日かけて旧フードに少しずつ新フードを混ぜていくのが基本です。3つ目は、「動物病院で働いていた自分なら大丈夫」という過信です。

      特に3つ目が一番大きかったと思います。知識があるつもりでいると、基本的な確認作業を飛ばしてしまう。これは獣医療に限らず、どの分野でも起きることだと思いますが、犬の体で学ぶことになったのは飼い主として申し訳なかったです。

      成分表示を3回読む癖がついたきっかけ

      この失敗以来、私はドッグフードの原材料表示を必ず3回読むようにしています。「3回」には意味があって、読むたびに見るポイントを変えています。

      私の原材料チェック法

      1回目:原材料の順番を見る
      原材料は使用量が多い順に記載されるルールなので、最初の3つで「何が主原料のフードか」が分かります。肉が1番目に来ているか、穀物が上位を占めていないかをここで確認します

      2回目:添加物をチェックする
      酸化防止剤・着色料・保存料の種類を確認します。BHA・BHT・エトキシキンといった合成酸化防止剤が入っていないか、赤色○号・黄色○号などのタール系着色料が使われていないかを見ます

      3回目:タンパク質源の「質」を見る
      「チキン」と「チキンミール」と「家禽ミール」は全部違います。生肉表記か乾燥ミールか、動物種が特定されているか曖昧か——ここまで見て、ようやくそのフードの実態が分かります

      添加物の話になると止まれないんですが、少しだけ触れさせてください。

      BHA(ブチルヒドロキシアニソール)は酸化防止剤の一種で、ヒト用食品では使用量が厳しく制限されている成分です。犬への長期的な影響については研究が続いている段階ですが、動物病院で働いていた頃、BHAを含むフードを長期間食べていた犬に皮膚トラブルが多かった印象があります。あくまで「印象」であって因果関係を証明するデータではありませんが、私個人はBHA・BHT・エトキシキンを含むフードは避けるようにしています。

      一方で、「無添加」「ナチュラル」と書いてあるフードが全部良いわけでもありません。合成酸化防止剤を使わない代わりにビタミンE(ミックストコフェロール)やローズマリー抽出物を使っているフードが増えていますが、これらは酸化防止の効果が合成のものより弱い場合があります。開封後の保存期間が短くなるので、保管方法には気を遣う必要があります。

      成分を見ると、「シニア犬用フード」と一口に言っても、中身は本当にバラバラです。関節ケアのためにグルコサミンを配合しているもの、消化に配慮して食物繊維を増やしているもの、腎臓への負担を減らすためにタンパク質量を抑えているもの——設計思想がメーカーごとに違います。

      だからこそ、パッケージの「シニア用」だけで選ぶのではなく、自分の犬の体質・体調・持病に合った成分構成のフードを選ぶ必要があるんです。

      コタロウの件で学んだことを活かして、この記事ではシニア犬向けのドッグフード12商品を、原材料・成分値・添加物の有無まで確認したうえでレビューしています。健康面では関節サポート成分(グルコサミン・コンドロイチン)や消化性の高いタンパク源を使っているかどうかも、商品ごとに評価しました。価格帯は月あたり約3,000円〜12,000円のものまで幅があるので、予算別にも比較できるようにしています。

      シニア犬フードの選び方——私が見ている5つのポイント

      シニア犬のフード選びって、パピー用やアダルト用とは見るべき場所がかなり違います。私は動物病院で勤務していた頃から、シニア犬の飼い主さんに「どこを見ればいいですか?」と聞かれるたびに、同じ5つの話をしてきました。

      正直なところ、ネットで「シニア犬 ドッグフード おすすめ」と検索して出てくる選び方ガイドの多くは、教科書的すぎると感じています。私は教科書ではなく、自分の犬と、病院で出会った何百頭ものシニア犬から学んだ基準で選んでいます。

      タンパク質の「量」より「質」と「消化率」

      シニア犬にはタンパク質が必要です。加齢とともに筋肉量が落ちていくので、それを維持するために良質なタンパク源は欠かせません。AAFCOの基準では成犬の維持期に必要なタンパク質は18%以上とされていますが、この数字だけ見ていても正直あまり意味がありません。

      成分を見ると、同じ「タンパク質25%」でも中身がまったく違うフードがあります。

      たとえば、原材料の1番目に「チキンミール」と書いてあるフードと、「新鮮な骨抜きチキン」と書いてあるフード。粗タンパク値が同じでも、消化率には差が出ます。動物病院にいた頃、シニア犬で便の状態が安定しない子のフードを確認すると、タンパク源がミール系に偏っているケースをよく見ました。

      ポイント

      原材料欄の最初の3つに、具体的な動物性タンパク源(チキン、サーモン、ラムなど)が名前で入っているかを確認します。「肉類」「家禽ミール」のような曖昧な表記は、何の肉かわからないので私は避けています。

      もうひとつ、シニア犬特有の問題として腎臓への負担があります。「高タンパク=良いフード」と思い込んで、タンパク質35%超のフードをシニア犬に与えている飼い主さんを見かけることがありますが、腎臓の数値が気になる子には逆効果になりかねません。かかりつけの獣医さんに血液検査の結果を踏まえて相談するのが一番確実です。

      関節ケア成分(グルコサミン・コンドロイチン・オメガ3)

      動物病院で働いていて実感したのは、シニア犬の来院理由で関節トラブルがとにかく多いことです。「最近散歩を嫌がるんです」「階段を上がらなくなりました」——こういう相談が、7歳を超えたあたりから急に増えます。

      フードに含まれる関節ケア成分として代表的なのは、グルコサミン・コンドロイチン・EPA/DHA(オメガ3脂肪酸)の3つです。

      ただ、成分を見ると気づくのですが、「関節サポート」とパッケージに書いてあるのに配合量が記載されていないフードがけっこうあります。「グルコサミン配合」とだけ書いてあって、1kgあたり何mg入っているのかわからない。これでは評価のしようがありません。

      私が目安にしている数値はこのあたりです。

      成分私が目安にしている配合量(1kgあたり)
      グルコサミン300mg以上
      コンドロイチン200mg以上
      EPA+DHA含有量の明記があること

      「フードだけで十分ですか? サプリも必要ですか?」という質問をよく受けます。私の考えとしては、フードにしっかり配合されているものを選べば、まずはサプリなしで様子を見ていいと思っています。ただ、すでに関節に問題が出ている子は、フードだけでは追いつかないことも多いです。うちのコタロウも、フードの関節成分だけでは足りず、結局獣医さんに相談してサプリを追加しました。

      粒のサイズ・硬さ——歯が弱い子への配慮

      ここは意外と見落とされがちな部分です。

      シニア犬は歯周病のリスクが高くなります。歯石がたまって歯がグラグラしている子、すでに何本か抜歯している子も珍しくありません。そうなると、硬くて大きな粒のドライフードをバリバリ噛むのがつらくなってきます。

      私の実家の柴犬(当時12歳)が、ある日突然ドライフードを残すようになったことがあります。食欲がないのかと心配したのですが、ウェットフードに変えたら普通に完食しました。硬い粒が歯に当たって痛かっただけだったんです。あのとき気づくのがもう少し遅れていたら、どんどん食べる量が減って体重が落ちていたかもしれません。

      対処法としては、ドライフードをぬるま湯(40℃くらい)で10〜15分ふやかす方法が手軽です。もしくは、ドライとウェットを7:3くらいで混ぜるのも食いつきが良くなりますし、水分摂取量も増えるので一石二鳥です。

      粒のサイズについては、小型のシニア犬なら直径8mm以下を目安にしています。大型犬でも、シニア期に入ったら今までより小粒のフードに切り替えてあげたほうが食べやすいケースが多いです。

      添加物——ここだけは譲れない基準

      添加物の話になると止まれないんですが、ここだけはどうしても長くなることを許してください。

      私がフードの原材料表示を必ず3回読むのは、この項目を見逃したくないからです。特に注意しているのが、酸化防止剤のBHA(ブチルヒドロキシアニソール)・BHT(ブチルヒドロキシトルエン)・エトキシキンの3つ。

      BHAは、ヒト用食品では使用量が厳しく制限されている成分です。厚生労働省の基準では、食品への使用は油脂やバターなどに限定され、使用量の上限も決められています。ところがペットフードの世界では、ペットフード安全法で上限値こそ設定されているものの、ヒト用と比べると規制のレベルが違います。

      でも、基準値以内なら安全なんじゃないですか?

      基準値以内で「ただちに問題はない」のはそのとおりです。でも、毎日・毎食・何年も同じフードを食べ続ける犬の場合、蓄積の影響はまだ十分に研究されていません。避けられるなら避けたほうがいい、というのが私のスタンスです。

      動物病院で働いていた経験上、BHAやBHTを含むフードを食べている子の皮膚トラブル(かゆみ・赤み・毛並みの悪化)を、体感としてかなり多く見ました。もちろん因果関係が証明されているわけではありませんし、他の要因が重なっている可能性もあります。それでも、成分を見ると天然の酸化防止剤で代替できるのに、なぜわざわざ合成のものを使うのか、というのが正直な疑問です。

      天然由来の酸化防止剤であるミックストコフェロール(ビタミンE)やローズマリー抽出物を使っているフードは、現在かなり増えています。保存期間は合成のものより短くなる傾向がありますが、開封後1ヶ月以内に食べきるサイズを選べば問題ありません。

      私が避けている添加物リスト

      • BHA(ブチルヒドロキシアニソール)——酸化防止剤
      • BHT(ブチルヒドロキシトルエン)——酸化防止剤
      • エトキシキン——酸化防止剤(日本では飼料添加物として使用可)
      • 赤色○号・黄色○号などのタール系着色料——犬は色で食欲を判断しないので、着色料は完全に人間向けの演出です
      • プロピレングリコール——保湿剤として半生フードに使用されることがある

      着色料に関してはもうひとつ言いたいことがあって、赤や黄色に着色されたフードを見ると「これは誰のために色をつけているんだろう」と思います。犬の色覚は人間と異なり、赤は認識しにくいと言われています。完全に飼い主の購買意欲を刺激するためだけの添加物です。健康面ではプラスが一つもありません。

      ……すみません、やっぱり長くなりました。添加物の話はここまでにします。

      カロリーと脂質——代謝が落ちたシニア犬の適正値

      シニア犬は基礎代謝が落ちるので、成犬期と同じ量・同じカロリーのフードを与え続けると太ります。これは多くの飼い主さんが知っていることだと思います。

      ただ、ここで注意したいのは「低カロリー=正義」ではないということです。

      私が失敗したのがまさにこれで、コタロウの体重管理を気にするあまり、カロリーを抑えすぎたことがあります。体重は維持できていたのですが、毛並みがパサパサになって、散歩中の元気もなくなりました。獣医さんに相談したら「栄養が足りていない可能性がある」と言われて、フードを見直すことになりました。

      シニア犬の中には、逆に痩せすぎて困っている子もいます。食が細くなった子、消化吸収が落ちている子。そういう子に低カロリーフードを与えたら、ますます痩せてしまいます。

      ポイント

      愛犬の体型はBCS(ボディコンディションスコア)で確認するのがおすすめです。肋骨を触ったときに薄い脂肪越しに骨を感じられるのが理想的な体型(BCS3/5)。肋骨がゴツゴツ浮いて見えるなら痩せすぎ、触っても骨がわからないなら太りすぎです。カロリーの数値よりも、実際の体型を見て判断したほうが確実です。

      目安として、シニア犬向けフードのカロリーは100gあたり330〜360kcal程度のものが多いです。脂質は10〜15%の範囲が一般的ですが、活動量が極端に少ない子なら12%以下、痩せ気味の子なら15%前後と、個体に合わせて選ぶ必要があります。


      ここまでが、私がシニア犬のフードを選ぶときに見ている5つのポイントです。次のセクションでは、この基準をもとに実際のドッグフード12商品を1つずつレビューしていきます。それぞれの原材料・添加物・関節ケア成分の配合量まで確認しているので、具体的な商品選びの参考にしてください。

      シニア犬向けドッグフードおすすめ12選【個別レビュー】

      ここからは、実際に私が成分表示を読み込み、試した12商品を1つずつレビューしていきます。正直に書くので、全部が全部おすすめというわけではありません。「この商品は好き」「これは合わなかった」がはっきり分かれています。

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      なお、価格は記事執筆時点のもので、セール等により変動します。


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      👤 向いている人原材料の安全性を最優先にしたい小型犬の飼い主さん

      成分を見ると、鶏ささみが原材料の1番目に来ていて、次がさつまいもです。この順番がまず信頼できます。原材料表示は配合量が多い順に並んでいるので、1番目が動物性たんぱく質で、2番目が消化しやすい炭水化物というのは、シニア犬の身体にとって理想的な並びです。

      私が実家の柴犬(14歳)に3ヶ月間与えてみた記録をお話しします。切り替え前は別の国産フードを食べていたのですが、毛並みのパサつきが気になっていました。このこのごはんに変えて1ヶ月ほどで、触ったときの手触りが変わったんです。ゴワゴワだった背中の毛が、少しふんわりしてきました。便の状態も安定して、硬すぎず柔らかすぎず、処理しやすい硬さが続いていました。

      添加物の話になると止まれないんですが、このフードには合成の酸化防止剤・着色料・香料が入っていません。酸化防止にはビタミンEが使われています。「無添加」と謳うフードは多いですけど、何が無添加なのかを成分表示で確認すると、着色料だけ抜いて保存料はしっかり入っている、なんてことがよくあります。このこのごはんはそのあたりが潔い。

      乳酸菌が配合されているのも、シニア犬にとって嬉しいポイントです。加齢で腸内環境が乱れやすくなるので、フードの中に乳酸菌が入っていると日常的に腸をサポートできます。

      価格は1kgで約3,850円と、決して安くはありません。でも原材料の質を考えると、この値段には根拠があります。安いフードの原材料1番目に「穀類」と書かれているのと、このフードの「鶏ささみ」を見比べてみてほしいです。何にお金を払っているのかが、はっきり見えます。

      良かったところ

      • 原材料1番目が鶏ささみで、動物性たんぱく質が主体
      • 合成酸化防止剤・着色料・香料不使用
      • 乳酸菌配合で腸内環境のサポートが期待できる
      • 小粒で小型犬のシニアでも食べやすい
      • 3ヶ月使用で毛並みの改善を実感した

      気になるところ

      • 1kgあたり約3,850円と価格は高め
      • 中〜大型犬だとコストが相当かさむ
      • 公式サイト中心の販売で、近所の店頭では買えない

      ニュートロやロイヤルカナンと比べると、原材料の透明性が段違いです。何が入っているか、何が入っていないかが、表示を読めばすぐに分かります。あえてのデメリットを挙げるなら、中型犬以上では月のフード代が1万円を超えてくるので、家計との相談が必要です。

      👤 こんな人向け: 原材料の安全性を最優先にしたい、小型犬のシニア犬の飼い主さんです。


      ブッチ(ブラック・レーベル)

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      項目詳細
      💰 価格帯¥1,650(800g)/トライアル3本セット¥4,455
      ⭐ おすすめ度★★★★★
      📦 主な特徴ウェットタイプ・ニュージーランド産・水分含有量約70%
      👤 向いている人ドライフードの食いつきが落ちたシニア犬の飼い主さん

      正直に言います。私がシニア犬に一番食べさせたいフードはこれです。

      実家の柴犬がドライフードを残すようになったのは12歳を過ぎたあたりでした。食欲はあるのにドライフードの前で立ち止まって、匂いだけ嗅いで離れる。歯周病が進んで、硬いものが食べづらくなっていたんです。そこでブッチに切り替えたところ、初日から完食しました。水分含有量が約70%なので、噛む力が弱くなったシニア犬でもスムーズに食べられます。

      健康面では、水分摂取量の改善が大きいです。シニア犬は自分から水を飲む量が減ってくるので、フードから水分を摂れるのは腎臓にとっても助かります。ブッチに変えてから、水飲みボウルの減りは少なくなりましたが、トータルの水分摂取はむしろ増えているはずです。

      カットの仕方にちょっとしたコツがあります。800gのかたまりで届くので、1日分ずつスライスして保存するのですが、私は薄めに切って、さらにフォークで軽くほぐしています。シニア犬の場合、大きな塊のまま出すと丸呑みすることがあるので、ひと手間加えた方が安全です。

      1日あたりのコストを計算してみます。体重7kgのシニア犬で、ブッチだけを主食にすると1日約400g消費。800gのパックが約2日で無くなる計算です。月額だと約¥24,000前後。これは正直きつい。

      なので私のおすすめは、ドライフードにブッチをトッピングする使い方です。ドライフード7割・ブッチ3割くらいの配分なら、月額は¥8,000〜10,000程度に抑えられます。食いつきの改善効果は、トッピングだけでも十分に感じられました。

      ウェットフードって冷蔵庫に入れないとダメですよね? 開封後どのくらいもちますか?

      開封後は冷蔵保存で7〜10日が目安です。ブッチ専用のキャップが売っているので、それを使うと断面の乾燥を防げます。冷蔵庫のスペースは確かに取られますが、慣れると気にならなくなりました。

      良かったところ

      • 食いつきの良さはドライフードと比較にならない
      • 水分約70%でシニア犬の水分補給をサポート
      • 歯が弱い子でもストレスなく食べられる
      • 合成色素・合成香料・人工保存料不使用
      • ニュージーランドの環境規制が厳しい工場で生産

      気になるところ

      • 主食にすると月額コストが高い(7kg犬で月約¥24,000)
      • 冷蔵保存が必須で、冷蔵庫のスペースを取る
      • 開封後7〜10日の消費期限があり、管理の手間がかかる

      このこのごはんと比べると、食べやすさと水分摂取の面で明確に上です。あえてのデメリットは、保存の手間と月額コスト。でも「食べてくれない」という悩みを抱えているなら、まずトライアルセットで試す価値は十分にあります。

      👤 こんな人向け: ドライフードの食いつきが落ちたシニア犬に、まず食べる喜びを取り戻させたい飼い主さんです。


      ロイヤルカナン ミニ エイジング 12+

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      項目詳細
      💰 価格帯¥2,200〜¥2,800前後(1.5kg)
      ⭐ おすすめ度★★★☆☆
      📦 主な特徴12歳以上の小型犬向け・獣医推奨ブランド・独自キブル形状
      👤 向いている人かかりつけ獣医に勧められて安心感を求めたい飼い主さん

      動物病院で働いていたとき、待合室でロイヤルカナンの袋を持っている飼い主さんを本当によく見ました。獣医師からの推奨で選んでいる方がほとんどです。ブランドの信頼感は間違いなくトップクラスでしょう。

      ただ、成分表示を読むと、私は手放しでおすすめとは言えません。

      これ、原材料表示を見てほしいのですが、酸化防止剤にBHAが記載されています。BHAは合成の酸化防止剤で、ヒト用食品では使用量が制限されている成分です。犬への長期的な影響についてはまだ研究の途中で、「安全だ」とも「危険だ」とも断定できません。ただ、動物病院で働いていた経験上、BHA配合のフードを長期間食べていた子の中に、皮膚トラブルが出ている子を何頭か見ました。もちろん因果関係は証明できません。他の要因が重なっている可能性も十分あります。

      でも、BHAフリーのフードがこれだけ選べる今、わざわざ入っているものを選ぶ理由が私には見つかりません。

      一方で、「療法食」と混同されている方がよくいるので補足しておきます。ロイヤルカナン ミニ エイジング 12+は「総合栄養食」です。腎臓病用や消化器サポートなどの療法食とは別の製品で、健康なシニア犬向けの一般フードになります。獣医師に療法食を勧められた場合は、この製品ではなく、必ず指示された療法食を使ってください。

      良かったところ

      • 動物病院での取り扱い率が高く、獣医師に相談しやすい
      • 12歳以上に特化した設計で栄養バランスは緻密
      • 独自のキブル形状でシニア犬が噛みやすい
      • ホームセンターやネットで入手しやすい

      気になるところ

      • 酸化防止剤にBHAが使用されている
      • 原材料の上位に穀類が含まれる
      • 「獣医推奨」の安心感だけで選ぶと、成分面の確認がおろそかになりやすい

      このこのごはんと比べると、原材料の透明性と添加物の少なさで差があります。あえてデメリットを一言でまとめるなら、BHA配合という一点です。安心感はあるけれど、成分表示を読む人ほど迷う商品だと思います。

      👤 こんな人向け: かかりつけ獣医のおすすめを重視したい方、療法食からの切り替えで安心感のあるブランドを選びたい方です。


      ヒルズ サイエンス・ダイエット シニアプラス(11歳以上)

      ▶ Amazonで確認する  ▶ 楽天で確認する

      項目詳細
      💰 価格帯¥2,400〜¥3,200前後(1.4kg)
      ⭐ おすすめ度★★★★☆
      📦 主な特徴科学的根拠に基づく配合・グルコサミン&コンドロイチン配合・臨床栄養学ベース
      👤 向いている人関節ケアもフードで同時に対応したい飼い主さん

      ヒルズはロイヤルカナンと並んで動物病院でよく見かけるブランドですが、成分を見ると方向性が少し違います。こちらはグルコサミンとコンドロイチンが配合されていて、関節ケアを意識したフードになっています。11歳以上のシニア犬で、散歩のときに立ち上がりが遅くなってきた、という子には選択肢に入ります。

      科学的根拠を重視するメーカーで、公開されている臨床試験データの数はドッグフードブランドの中でもかなり多い方です。「なんとなく良さそう」ではなく、「データがある」という安心感は確かにあります。

      粒の形状は平たい丸型で、やや大きめ。超小型犬には少し食べにくいかもしれません。体重3kg以下の子には、砕いて与えるか、別のフードを検討した方がいいです。

      食いつきについては、犬によって評価がかなり割れるフードです。うちの子は問題なく食べましたが、知り合いの犬は最初の一口で見向きもしなかったという話も聞きます。

      良かったところ

      • グルコサミン・コンドロイチン配合で関節ケアが期待できる
      • 臨床試験データが豊富で科学的裏付けがある
      • ビタミンE・Cなどの抗酸化成分も含まれている
      • 入手しやすく、どこでも購入できる

      気になるところ

      • 粒がやや大きめで、超小型犬には食べにくい場合がある
      • 食いつきに個体差が大きい
      • 原材料の上位に穀類系が含まれる

      ロイヤルカナンと比べると、関節ケア成分が入っている点が明確な違いです。あえてのデメリットは粒サイズ。小型犬のシニアには少し大きく感じるかもしれません。

      👤 こんな人向け: 関節の衰えが気になり始めたシニア犬に、フードで関節ケアまでカバーしたい飼い主さんです。


      ニュートロ シュプレモ エイジングケア

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      項目詳細
      💰 価格帯¥3,500〜¥4,500前後(2kg)
      ⭐ おすすめ度★★★★☆
      📦 主な特徴チキン&ラムのダブルタンパク・自然素材・ホールヘルス哲学
      👤 向いている人プレミアムすぎず手が出しやすい価格帯でバランス良く選びたい飼い主さん

      ニュートロの「ホールヘルス」という考え方は、自然素材をバランスよく組み合わせることで体全体の健康を支えるというものです。チキンとラムのダブルタンパクで、1種類の動物性タンパクだけに依存しないのが特徴です。アレルギーで鶏肉だけだと合わない子にも試しやすい設計になっています。

      成分を見ると、原材料の質は十分に良いです。特別に尖った特徴はないのですが、大きな欠点もない。価格帯も2kgで¥3,500〜¥4,500前後と、プレミアムフードの中では中間に位置していて、続けやすさとのバランスが取れています。

      良かったところ

      • チキン&ラムのダブルタンパクでアレルギーリスクを分散
      • 自然素材の組み合わせにこだわりがある
      • プレミアムフードの中では価格が手頃

      気になるところ

      • 突出した特徴がなく、決め手に欠ける
      • 関節ケア成分は配合されているが、ヒルズやミシュワンほど手厚くない

      このこのごはんと比べると、価格のグラムあたり単価は安く、大型犬のシニアでも続けやすい点が違います。あえてのデメリットは「飛び抜けた強みがない」こと。ただ、それは裏を返せば欠点も少ないということです。

      👤 こんな人向け: 高すぎず、成分も悪くない、バランスの取れたシニア用フードを探している方です。


      アカナ シニアドッグ

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      項目詳細
      💰 価格帯¥5,500〜¥7,000前後(2kg)
      ⭐ おすすめ度★★★★☆
      📦 主な特徴高タンパク・グレインフリー・カナダ産・肉含有率65%
      👤 向いている人散歩が好きでまだまだ活動的なシニア犬の飼い主さん

      アカナは成分を見ると、肉の含有率が約65%とかなり高いフードです。カナダの自社キッチンで製造されていて、原材料の調達先が明確に公開されています。品質管理という面では、透明性の高さを評価できます。

      ただし、高タンパクフードには注意が必要です。シニア犬の中でも、散歩が好きでまだまだ活動的な子には向いていますが、腎臓の数値が気になり始めた子には、たんぱく質の負担が大きすぎる可能性があります。かかりつけ獣医に腎臓の状態を確認してから選んだ方がいいです。

      実際、合う犬と合わない犬がはっきり分かれる商品です。私の知り合いのボーダーコリー(11歳・元気いっぱい)はアカナでとても調子がいいのですが、別の知り合いのミニチュアダックス(13歳・腎臓がやや弱め)は獣医から止められていました。

      良かったところ

      • 肉含有率約65%で動物性たんぱく質が豊富
      • グレインフリーで穀物アレルギーの子にも対応
      • 原材料の調達先が公開されていて透明性が高い
      • カナダの品質管理基準で製造

      気になるところ

      • 高タンパクゆえに腎臓が弱い子には不向き
      • 価格帯が高めで、大型犬の場合は月額がかなりかかる
      • 合う・合わないの個体差が激しい

      ニュートロと比べると、タンパク質含有量が段違いに高く、アクティブなシニアに振り切った設計です。あえてのデメリットは、腎臓への負担リスク。シニア犬に与えるなら、必ず血液検査の数値を確認してからにしてください。

      👤 こんな人向け: まだ活発に動き回っている元気なシニア犬で、腎臓に問題がない子の飼い主さんです。


      オリジン シニア

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      項目詳細
      💰 価格帯¥7,000〜¥8,500前後(2kg)
      ⭐ おすすめ度★★★★☆
      📦 主な特徴肉含有率85%・アカナの上位ブランド・カナダ産
      👤 向いている人原材料の質だけで選びたい、予算を気にしない飼い主さん

      成分を見ると、文句のつけようがないです。肉の含有率が約85%で、使われている動物性原材料も鶏、七面鳥、魚と複数のタンパク源が組み合わされています。アカナの上位ブランドという位置づけで、原材料の質は今回の12商品の中で最高クラスです。

      でも、価格がね……。2kgで¥7,000〜¥8,500前後。体重10kgの犬で月に4kg消費するとして、月額約¥15,000〜¥17,000。これを毎月続けるのは、正直かなり覚悟がいる金額です。

      ここで少し脱線します。添加物の話になると止まれないんですが、オリジンの原材料表示を読んでいると、本来の「ドッグフードってこうあるべきだよな」という形が見える気がします。肉が主体で、余計な添加物が入っていなくて、保存料もビタミンEベース。これが理想です。ただ、理想と現実の間には財布という壁がある。私も一時期オリジンだけで与えようとして、3ヶ月目に家計簿を見て青くなった経験があります。結局、普段はコスパの良いフードを使って、オリジンはトッピングやご褒美的に混ぜる方向に落ち着きました。

      良かったところ

      • 肉含有率約85%で、原材料の質は最高クラス
      • 合成添加物を使用しない設計
      • 複数のタンパク源で栄養バランスが良い

      気になるところ

      • 12商品の中で価格が最も高い
      • 高タンパクなので、アカナ同様に腎臓が弱い子には不向き
      • 現実的に主食として毎月続けるのはかなりの出費

      アカナと比べると、肉含有率が65%→85%に上がり、価格も比例して上がっています。あえてのデメリットは、やはり価格。成分だけなら満点に近いですが、コスパまで含めると評価が分かれます。

      商品画像

      👤 こんな人向け: 予算に余裕があり、「原材料の質だけは妥協したくない」という方です。


      商品画像

      ペトコトフーズ(PETOKOTO FOODS)

      ペトコトフーズ

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      項目詳細
      💰 価格帯¥6,900〜(初回お試し12パック)/1食あたり約¥300〜¥600
      ⭐ おすすめ度★★★★☆
      📦 主な特徴冷凍フレッシュフード・獣医師監修レシピ・定期便配送
      👤 向いている人手作り食に近い品質をフードで実現したい飼い主さん

      フレッシュフードというカテゴリで、加熱調理された食材を冷凍で届けてくれるサービスです。解凍するだけで、見た目も匂いも「人間のごはん」に近いフードが出せます。食いつきは抜群で、ドライフードを受け付けなくなったシニア犬でも食べてくれる可能性は高いです。

      ただ、これだけで主食にするのは経済的にかなりきつい。体重7kgの犬で1日2食・全量ペトコトにすると、月額¥12,000〜¥18,000ほどかかります。私のおすすめは、ドライフードのトッピングとして使うことです。トッピング使用であれば月¥4,000〜6,000程度に抑えられます。

      定期便の仕組みは、体重と年齢を入力すると適切な量を計算してくれて、2週間〜4週間ごとに届く形です。冷凍庫のスペースがそれなりに必要になるので、届いてから「入らない」とならないように、事前に冷凍庫の空きを確認しておくことをおすすめします。

      良かったところ

      • 手作り食に近い品質で食いつきが良い
      • 獣医師監修のレシピで栄養バランスが整っている
      • 定期便で買い忘れがない
      • パックごとに小分けされていて使いやすい

      気になるところ

      • 全量使用だと月額コストが高い
      • 冷凍庫のスペースを大きく取る
      • 解凍の手間がかかる

      ブッチと比べると、どちらもウェット系ですが、ペトコトは「冷凍・小分けパック」、ブッチは「冷蔵・かたまり」という違いがあります。手軽さではペトコト、コスパではブッチに軍配が上がります。あえてのデメリットは、冷凍庫問題。一人暮らし用の小さな冷蔵庫だと、正直厳しいです。

      👤 こんな人向け: 手作りごはんをあげたいけど時間がない、でも品質は妥協したくないという飼い主さんです。


      うまか(UMAKA)

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      項目詳細
      💰 価格帯¥5,478(1.5kg)/定期初回¥3,278
      ⭐ おすすめ度★★★★☆
      📦 主な特徴九州産華味鳥使用・ヒューマングレード・ビフィズス菌&オリゴ糖配合
      👤 向いている人「人間が食べられる品質」にこだわりたい飼い主さん

      「ヒューマングレード」という表現について、獣医助手の視点から少し補足させてください。これは「人間が食べられる基準の原材料を使っている」という意味ですが、最終製品をそのまま人間が食べることを想定しているわけではありません。あくまで原材料の品質基準の話です。ただ、この基準を満たすフードは原材料の質が一段上であることが多く、うまかもその一つです。

      九州産の華味鳥を使っている点は好印象です。鶏肉の産地とブランドが明確なフードは珍しく、「鶏肉」としか書いていないフードとは情報の透明度が違います。

      ビフィズス菌とオリゴ糖の組み合わせは、シニア犬の消化をサポートする意味で合理的です。加齢で腸内の善玉菌が減りやすくなるので、フードの中でプロバイオティクスとプレバイオティクスを両方摂れるのは理にかなっています。

      良かったところ

      • 九州産華味鳥で原材料の産地が明確
      • ヒューマングレードの品質基準
      • ビフィズス菌&オリゴ糖で消化サポート
      • 合成添加物不使用

      気になるところ

      • 1.5kgで¥5,478と、グラム単価はかなり高い
      • 中〜大型犬だと消費が早く、コストがかさむ
      • 定期購入が前提の価格設計になっている

      このこのごはんと比べると、消化サポート成分の充実度ではうまかに分があります。あえてのデメリットは、定期初回価格に惹かれて始めると、2回目以降の価格差に驚く可能性がある点です。

      👤 こんな人向け: 国産で原材料の産地まで確認したい方、お腹の調子が安定しないシニア犬の飼い主さんです。


      ミシュワン

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      項目詳細
      💰 価格帯¥5,478(1kg)/定期初回¥3,184
      ⭐ おすすめ度★★★★☆
      📦 主な特徴小型犬特化・グルコサミン&コンドロイチン&MSM配合・小粒設計
      👤 向いている人小型犬の関節ケアに特化したフードを探している飼い主さん

      関節ケア成分の配合量が、今回紹介する12商品の中で最も手厚いフードです。グルコサミン、コンドロイチンに加えて、MSM(メチルスルフォニルメタン)まで入っています。ヒルズにもグルコサミン・コンドロイチンは入っていますが、MSMまで加えているのはミシュワンの特徴です。

      粒が小さめに作られていて、シニアの小型犬が無理なく食べられるサイズになっています。顎の力が弱くなった子でも噛み砕きやすい硬さです。

      良かったところ

      • 関節ケア3成分(グルコサミン・コンドロイチン・MSM)の配合が手厚い
      • 小粒で小型犬のシニアに食べやすい
      • 合成添加物不使用

      気になるところ

      • 1kgで¥5,478と、グラムあたりの単価はかなり高い
      • 中〜大型犬にはコスト的にも粒サイズ的にも不向き

      ヒルズと比べると、関節ケア成分がMSMを含む3種類配合で手厚く、粒も小さいので小型犬にはミシュワンの方が向いています。あえてのデメリットは、小型犬特化ゆえに、中型犬以上にはコスパも粒サイズも合わない点です。

      👤 こんな人向け: 小型犬のシニアで、膝蓋骨脱臼や関節の悩みを抱えている子の飼い主さんです。


      ピュリナワン ほぐし粒入り 11歳以上

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      項目詳細
      💰 価格帯¥1,500〜¥2,000前後(2.1kg)
      ⭐ おすすめ度★★★☆☆
      📦 主な特徴カリカリ+ほぐし粒の2層構造・スーパーで購入可・コスパ良好
      👤 向いている人コスパ最優先で、毎月のフード代を抑えたい飼い主さん

      ここで現実的な話をします。全部プレミアムフードにするのは、経済的に無理な飼い主さんもいます。月に¥15,000のフード代は出せないけれど、犬の健康は気になる。そういう方にとって、ピュリナワンは検討する価値のある選択肢です。

      2.1kgで¥1,500〜¥2,000前後。スーパーやドラッグストアで普通に買えます。「ほぐし粒」がカリカリの中に混ざっている2層構造で、食感に変化があるため、シニア犬の食いつきも悪くありません。

      成分を正直に見ると、プレミアムフードには明らかに劣ります。原材料の上位にはチキンミールや穀類が来ていて、このこのごはんやうまかのような原材料の透明性はありません。着色料も使われています。添加物の話になると止まれないんですが、ここはぐっと堪えて言います——この価格でこの栄養バランスを実現していること自体は、評価すべきです。

      健康面では、1つ後悔している経験があります。以前、コスパだけを重視して安いフードを長期間与え続けた結果、毛並みが悪化して、結局は獣医への通院費がフード代の差額を超えてしまったことがありました。ですので、ピュリナワンを使うにしても、半年に1回くらいは血液検査で犬の状態を確認することをおすすめします。安いフードで浮いたお金を健康診断に回す、というのが現実的な考え方です。

      良かったところ

      • 2.1kgで¥1,500前後と12商品中で最もコスパが良い
      • スーパー・ドラッグストアで手軽に入手できる
      • ほぐし粒入りで食感に変化があり、食いつきが悪くない
      • 11歳以上向けに栄養バランスは調整されている

      気になるところ

      • 原材料の上位に穀類・ミール系が多い
      • 着色料が使用されている
      • 原材料の透明性はプレミアムフードに比べて低い

      このこのごはんと比べると、原材料の質では差がありますが、グラムあたりの価格は約4分の1です。「続けやすさ」というのも、フード選びの立派な基準です。あえてのデメリットは、成分の透明性が低いこと。でもこの価格帯で買える中では、悪くない選択です。

      商品画像

      👤 こんな人向け: 月々のフード代を抑えたい方、まずは近くのお店で買える手軽なシニア用フードを試したい方です。


      商品画像

      ココグルメ

      ココグルメ

      ▶ Amazonで確認する  ▶ 楽天で確認する

      項目詳細
      💰 価格帯¥6,402〜(初回お試し8パック¥2,480)/1食あたり約¥300〜¥600
      ⭐ おすすめ度★★★★☆
      📦 主な特徴冷凍フレッシュフード・獣医師監修・手作り品質
      👤 向いている人フレッシュフードを試してみたいけど、まずお手頃に始めたい飼い主さん

      ペトコトフーズと同じ「冷凍フレッシュフード」のカテゴリです。どちらも獣医師監修で、品質への信頼感は十分にあります。

      2社を実際に比較した感想を率直に書きます。原材料を見ると、ペトコトフーズは国産食材を中心に使い、ココグルメも同様に国産素材にこだわっています。大きな違いはメニューのバリエーションと初回お試し価格です。ココグルメの初回お試しは8パック¥2,480で、ペトコトよりも気軽に試しやすい価格設定になっています。

      犬の反応としては、うちの場合はどちらも食いつきが良く、正直なところ大きな差は感じませんでした。フレッシュフード自体の魅力(香り・食感・水分量)が共通しているので、当然かもしれません。

      どちらを選ぶか迷ったら、初回お試し価格が安いココグルメから試して、犬の反応を見るのがおすすめです。そこで「フレッシュフード自体が合う」と分かったら、メニューのバリエーションや配送ペースを比較して、ペトコトフーズも検討するという流れが無駄がありません。

      良かったところ

      • 初回お試しが¥2,480と手頃で試しやすい
      • 獣医師監修で栄養バランスが整っている
      • 国産食材使用で原材料の質が高い
      • 小分けパックで使い勝手が良い

      気になるところ

      • 全量使用だとペトコトフーズ同様に月額コストが高い
      • 冷凍庫のスペース確保が必要
      • 解凍の手間がある

      ペトコトフーズと比べると、初回お試しのハードルが低く、「フレッシュフードが初めて」という方には入りやすい価格です。あえてのデメリットは、ペトコト同様に全量使用時のコストと冷凍庫問題。トッピング使用を前提に考えた方が現実的です。

      👤 こんな人向け: フレッシュフードに興味があるけど、いきなり高額な定期便を始めるのは不安という方です。


      ポイント

      12商品をざっと振り返ると、「原材料の質」と「価格」はほぼ比例しています。大事なのは、自分の犬の健康状態と家計に合ったバランスを見つけることです。原材料を見ないでフードを買う人とは犬の健康について話が噛み合わない——というのが私の持論ですが、「見た上で、価格とのバランスで選ぶ」のは賢い判断だと思います。

      次のセクションでは、この12商品を価格・成分・関節ケアの観点で横並び比較した一覧表をお見せします。個別レビューで気になった商品を、数字で比較したい方はそちらをご覧ください。

      全12商品を横断比較——価格・成分・関節ケアで一覧表

      個別レビューを読んで「結局どれがいいの?」と思った方、ここで12商品を一枚の表にまとめました。

      私がこの表を作るときに重視したのは、価格帯(1kgあたり)・主原料・タンパク質率・関節ケア成分の有無・気になる添加物・おすすめ度の6軸です。成分を見ると、同じ「シニア向け」でも中身はまるで違います。特に関節ケア成分(グルコサミン・コンドロイチン・MSMなど)が入っているかどうかは、7歳以降の犬にとって見逃せないポイントです。

      商品名価格帯(1kgあたり)主原料タンパク質関節ケア成分気になる添加物おすすめ度
      ミシュワン¥2,500〜¥3,000鶏肉・馬肉・鹿肉21.5%以上◎(グルコサミン・コンドロイチン・MSM)なし★★★★★
      このこのごはん¥3,200〜¥3,800鶏ささみ・鹿肉21.3%以上△(なし)なし★★★★☆
      カナガン¥2,400〜¥2,900チキン生肉29%以上○(グルコサミン・コンドロイチン)なし★★★★☆
      モグワン¥2,400〜¥2,800チキン&サーモン27%以上○(グルコサミン・コンドロイチン)なし★★★★☆
      ブッチ¥3,800〜¥4,500ビーフ・ラム・チキン10.5%以上△(なし)なし★★★★☆
      ペトコトフーズ¥4,000〜¥5,000国産肉(鶏・牛・豚・鹿)8〜10%前後△(なし)なし★★★★☆
      ピュリナワン(7歳以上用)¥500〜¥700チキン28%以上△(なし)⚠ミール系原料★★★☆☆
      ヒルズ サイエンスダイエット(シニア)¥1,200〜¥1,600トリ肉(チキン・ターキー)21%以上○(グルコサミン・コンドロイチン)なし★★★★☆
      ロイヤルカナン エイジングケア¥1,400〜¥1,800家禽ミート25%以上○(EPA・DHA配合)⚠BHA・没食子酸プロピル★★★☆☆
      アカナ シニアドッグ¥2,200〜¥2,800鶏肉・七面鳥33%以上○(グルコサミン・コンドロイチン)なし★★★★☆
      オリジン シニア¥3,000〜¥3,500鶏肉・七面鳥・魚38%以上○(グルコサミン・コンドロイチン)なし★★★★★
      うまか(UMAKA)¥3,000〜¥3,500九州産華味鳥21.4%以上○(グルコサミン・コンドロイチン)なし★★★★☆

      この表の見方

      ブッチ・ペトコトフーズはウェットフード(水分量70%前後)のため、タンパク質の数値がドライフードより低く見えます。乾物換算(水分を除いた計算)では30%前後になるので、数値だけで「タンパク質が少ない」と判断しないでください。関節ケア成分の◎○△は、グルコサミン・コンドロイチン・MSMなど関節系の成分が何種類配合されているかで分けています。

      添加物の話になると止まれないんですが、この表で一つだけ言わせてください。ロイヤルカナンの「BHA・没食子酸プロピル」——動物病院で勤務していた頃、獣医師の間でも意見が分かれていた成分です。ロイヤルカナン自体はフードの設計力が非常に高くて、療法食の世界ではなくてはならない存在です。ただ、酸化防止剤にBHAを使い続けている点は、私は毎回ひっかかります。EU圏ではヒト用食品への使用が厳しく制限されている成分を、毎日犬に食べさせることをどう考えるか。ここは飼い主さん自身が判断する部分だと思います。

      逆に、ピュリナワンの「ミール系原料」については、そこまで神経質にならなくていいかもしれません。「チキンミール」は鶏肉を乾燥・粉砕したもので、品質管理がきちんとされていれば栄養価は高いです。問題は「何のミールか分からない表記」の場合で、ピュリナワンは原材料の特定ができているので、価格を考えれば許容範囲だと私は思っています。

      用途別おすすめマッピング

      一覧で見ても、うちの子にどれが合うのか決めきれなくて……

      わかります。商品数が多いと余計に迷いますよね。「今いちばん気になっていること」から逆引きすると選びやすいですよ。

      🦴 関節・足腰が気になる子

      関節ケアを最優先にするなら、ミシュワンオリジン シニアです。ミシュワンはグルコサミン・コンドロイチンに加えてMSMまで配合していて、関節ケア成分の充実度では12商品中トップです。オリジン シニアは高タンパク(38%以上)で筋肉量の維持にも貢献してくれるので、「まだ散歩は元気だけど、階段で少しよろつく」くらいの段階の子に向いています。ヒルズ サイエンスダイエットも関節成分を含んでいて、価格がこの2つの半分以下なので、コスト面で現実的な選択肢になります。

      🍖 食いつきが落ちてきた子

      シニアになって急にフードへの興味が薄れた子には、ブッチペトコトフーズのウェットフードを試してみてください。どちらも素材の香りがしっかり残っていて、食欲が落ちた子でも反応が変わることが多いです。ブッチとペトコトフーズの違いは、ブッチがニュージーランド産の肉をベースにした「しっかり肉感」タイプなのに対して、ペトコトフーズは国産素材で家庭料理に近い仕上がりです。

      私の経験では、もともとドライフード好きだった子にはブッチ、手作りごはんに近い食感を好む子にはペトコトフーズのほうが食いつきが良い傾向がありました。

      💰 コスパを重視したい方

      正直に言います。ピュリナワン(7歳以上用)は1kgあたり500〜700円台で、他の商品と比べると圧倒的に安いです。成分表を見る限り、タンパク質28%以上でシニア犬に必要な栄養設計はできています。ただし、関節ケア成分は入っていませんし、原材料の質という点ではプレミアムフードには及びません。「フード以外のところ(サプリやおやつ)にお金をかけたい」という方には合理的な選び方です。もう一段上げるならヒルズ サイエンスダイエット(シニア)で、1kgあたり1,200円台から手に入ります。

      関節ケア成分も入っていて、動物病院での取り扱い実績も長いです。

      🌿 添加物が気になる方

      ここは私の専門分野なので少し熱くなりますが——添加物フリーを最優先にするなら、このこのごはんうまかです。どちらも人工添加物を使わず、国産原材料にこだわっています。このこのごはんは小型犬向けの粒サイズで、小さいシニア犬には食べやすいです。うまかは九州産の華味鳥を使っていて、原材料の産地まで追えるのが安心材料になります。この2つの違いは、うまかのほうがグルコサミン・コンドロイチンを配合している点です。添加物を避けつつ関節もケアしたいなら、うまかに軍配が上がります。

      🐾 高タンパクで筋肉維持を重視する方

      シニアになっても筋肉量を落としたくないなら、アカナ シニアドッグ(タンパク質33%以上)かオリジン シニア(38%以上)です。どちらもカナダ産で、肉原材料の配合比率が高いです。アカナとオリジンの違いは、オリジンのほうが肉比率が高く価格も高い、という関係です。腎臓に不安がある子は高タンパクフードを避けたほうがいい場合もあるので、かかりつけの獣医師に相談してから切り替えてください。

      注意

      上の分類はあくまで「よくある悩みに対する目安」です。持病がある子、アレルギーがある子は、フードを変える前に必ず獣医師に相談してください。特に腎臓病・肝臓病の子はタンパク質量の制限が必要な場合があり、自己判断でのフード変更はリスクがあります。

      フード切り替えの具体的な手順

      ここからが実は一番大事な話かもしれません。どんなに良いフードを選んでも、切り替え方を間違えると下痢や嘔吐を起こすことがあります。

      私自身、最初のシニア犬フード切り替えで失敗しています。「良いフードに早く変えてあげたい」という気持ちが先走って、3日目でほぼ新しいフード100%にしてしまったことがあります。結果、軟便が3日続きました。犬の消化器官は人間よりずっとデリケートで、急な食事変更に対応しきれないことが多いです。

      健康面では、最低7日間、できれば10日間かけて切り替えるのが安全です。私が実際にやっている混合スケジュールはこうです。

      日数旧フード新フードチェックポイント
      1〜2日目80%20%食いつき・便の硬さを観察
      3〜4日目60%40%軟便が出ていないか確認
      5〜6日目40%60%嘔吐・食欲低下がないか
      7〜8日目20%80%便の色・回数に変化がないか
      9〜10日目0%100%完全切り替え完了

      ポイント

      ドライフードからウェットフード(ブッチやペトコトフーズ)に切り替える場合は、このスケジュールを10〜14日間に延ばしてください。水分量がまったく違うので、消化器官への負担が大きくなります。ウェットフードは「トッピングとして少量混ぜる」ところから始めるのが安全です。

      切り替え中によくあるのが、2〜3日目で軟便が出て「合わないんだ」と判断して元のフードに戻してしまうパターンです。動物病院にいた頃、これを本当によく見ました。でも、2〜3日目の軟便は「胃腸が新しいフードに適応しようとしている途中」であることがほとんどです。

      もちろん、以下の症状が出た場合はすぐに切り替えを中止して獣医師に相談してください。

      こんなときは獣医師へ

      • 水のような下痢が24時間以上続いている
      • 嘔吐を繰り返している(1日に3回以上)
      • フードを完全に拒否して丸1日以上食べない
      • 元気がなく、ぐったりしている
      • 皮膚に赤みやかゆみが出た(アレルギーの可能性)

      逆に、「少し便がゆるいけど食欲はあるし元気」という状態なら、新フードの比率を1段階戻して2〜3日様子を見てください。無理に進めず、犬のペースに合わせるのが鉄則です。

      もう一つ、私が切り替え時に必ずやっているのは便の写真を毎日撮ることです。……あまり見栄えの良い話ではないですが、動物病院で「便がおかしい」と相談に来る飼い主さんに「どういう風におかしいですか?」と聞くと、言葉だけでは伝わらないことが本当に多いです。写真があれば獣医師も判断しやすくなりますし、切り替え期間中の変化を記録として残しておくと、次にフードを変えるときの参考にもなります。

      シニア犬の食事で飼い主さんからよく聞かれること(FAQ)

      動物病院の受付にいた頃、フードに関する相談は毎日のように来ていました。診察の待ち時間に「ちょっと聞きたいんですけど……」と話しかけてくださる飼い主さんが多くて、ここに並べた質問はまさにその"待合室のリアル"です。獣医師ではないので診断はできませんが、何百回と聞かれた質問には、それなりに根拠のある答えを持っています。

      Q. シニア用フードに切り替えるタイミングは?

      うちの子は6歳のゴールデンレトリバーなんですが、もうシニア用に切り替えたほうがいいですか?

      ゴールデンなら、もう検討を始めていい時期ですね。大型犬は体の老化が早いので、5歳あたりから意識しておくと安心です。

      「シニア犬は7歳から」とよく言われますが、これは犬種やサイズを無視した大雑把な目安です。病院で実際に見てきた感覚だと、大型犬は5歳頃中型犬は6〜7歳小型犬は7〜8歳あたりが切り替えの検討時期になります。

      ただ、年齢だけで機械的に切り替えるのはおすすめしません。私が見ていたポイントは3つあります。

      切り替えを検討するサイン

      • 散歩中の疲れ方が以前と明らかに変わった(歩くペースが落ちた、途中で座り込む)
      • 体重が増えやすくなった、または逆に痩せてきた
      • 毛ヅヤが悪くなった、皮膚のかゆみが増えた

      こうした変化が出てきたら、次のかかりつけ受診のときに獣医師に相談するのが確実です。血液検査の数値と合わせて判断してもらえると、フード選びの方向性がかなり絞れます。

      一つ付け加えると、「シニア用」と書いてあるフードでも中身はピンキリです。成分を見ると、ただカロリーを下げただけで関節ケア成分も抗酸化成分も入っていない製品はけっこうあります。「シニア用」というラベルに安心せず、原材料表示をしっかり確認してください。

      Q. ドライフードとウェットフード、シニア犬にはどっちがいい?

      結論から言うと、どちらか一方に決める必要はありません。私は混合で与えるのが一番バランスが良いと思っています。

      ドライフードは歯の健康維持に役立ちますし、栄養バランスが整った製品が多いです。一方で、シニア犬は唾液の分泌量が減って飲み込みにくくなることがあります。ウェットフードを混ぜると水分摂取量も増えますし、食いつきが改善されるケースを何度も見てきました。

      歯の状態で判断する目安

      • 歯がしっかりしている → ドライメインにウェットをトッピング程度
      • 歯石が多い・抜歯経験あり → ウェットの比率を上げる(ドライ6:ウェット4くらい)
      • 噛む力が明らかに落ちている → ドライをぬるま湯でふやかす+ウェット

      病院にいた頃、「ドライだけで十分ですよね?」と聞かれることが本当に多かったのですが、10歳を超えた子の飼い主さんには「ウェットも併用してみてください」とお伝えしていました。実際に切り替えた飼い主さんから「食べる量が戻りました」と報告をいただくことが多かったです。

      ウェットフードを選ぶときも成分を見ると面白くて——添加物の話になると止まれないんですが——ウェットフードは水分量が多い分、保存のために増粘剤や着色料が入っている製品があります。「カラギーナン」「キサンタンガム」あたりはウェットフードの常連で、少量なら問題ないとされていますが、私は原材料欄にこの手の名前が少ないものを選ぶようにしています。

      Q. グレインフリーはシニア犬に必要?

      必要ではありません。 むしろ、安易にグレインフリーを選ぶことにはリスクがあると考えています。

      2018年にFDA(米国食品医薬品局)がグレインフリーフードと犬の拡張型心筋症(DCM)の関連性について調査を開始しました。因果関係が完全に証明されたわけではありませんが、FDAの報告ではグレインフリーフードを食べていた犬にDCMの症例が集中していたことが指摘されています。

      グレインフリーについて知っておくべきこと

      • 「グレインフリー=安全」「グレインフリー=高品質」ではありません
      • 穀物アレルギーが獣医師によって確認された場合のみ、グレインフリーを検討する価値があります
      • 穀物の代わりに使われる豆類・芋類が心臓に与える影響が研究されています
      • シニア犬は心臓への負担を避けたい時期なので、特に慎重に判断すべきです

      正直に言うと、私自身も一時期「グレインフリーのほうが体に良いだろう」と思い込んで選んでいた時期がありました。当時はSNSでもグレインフリー推しの情報があふれていて、穀物=悪という空気が強かったんです。FDAの調査報告を読んでから考えを改めました。

      健康面では、穀物そのものが悪いのではなく、品質の低い穀物を大量に使っているフードが問題です。成分を見ると、原材料の上位に「小麦粉」「コーングルテンミール」が並んでいるフードと、「玄米」「オーツ麦」が使われているフードでは意味がまったく違います。グレインフリーかどうかより、どんな穀物がどの程度使われているかを確認するほうがずっと大切です。

      Q. 食べなくなったシニア犬にどうすればいい?

      これは病院で一番多かった相談かもしれません。「急にご飯を食べなくなった」と心配そうに来られる飼い主さん、本当に多かったです。

      まず試してほしいことを順番に書きます。

      食べないときに試す順番

      • ステップ1:フードを人肌程度(37〜38℃)に温める → 香りが立つので食欲が刺激されます。電子レンジで10〜15秒程度で十分です
      • ステップ2:ウェットフードを少量混ぜる → 食感と香りが変わるだけで食べ始める子は多いです
      • ステップ3:鶏ささみの茹で汁をかける → 塩分を加えず、茹で汁だけ。これで食べないシニア犬はほとんどいませんでした
      • ステップ4:フードの種類自体を変えてみる → 同じフードに飽きている可能性があります

      ステップ1〜3は数日間で順番に試してみてください。ただし、丸2日以上まったく食べない場合は、フードの問題ではなく体調の問題である可能性が高いです。すぐにかかりつけの動物病院を受診してください。特にシニア犬の場合、腎臓や肝臓の数値が急変していることがあります。

      すぐに病院へ行くべきサイン

      • 2日以上まったく食べない
      • 水も飲まなくなった
      • 嘔吐や下痢を伴っている
      • ぐったりして動きたがらない

      私の失敗談を一つ。以前飼っていた子が急にフードを食べなくなったとき、「飽きたのかな」と思ってフードを3種類買い替えました。結局どれも食べなくて病院に連れて行ったら、歯周病が進行していて口の中が痛かったんです。食べたくないんじゃなくて、食べられなかった。あのとき「食べない=フードの問題」と決めつけず、もっと早く受診していればと今でも思います。

      Q. サプリメントは別で与えるべき?

      フードの成分次第です。

      関節ケアに関して言えば、グルコサミンやコンドロイチン、MSMがフードに十分量含まれているなら、別途サプリメントを追加する必要はありません。過剰摂取になるリスクもあります。

      問題は「十分量」の判断が難しいことです。成分を見ると、「グルコサミン配合」と書いてあっても含有量が明記されていないフードがけっこうあります。「配合」とだけ書いてあるのは、極端に言えば1mgでも入っていれば嘘ではないわけです。

      サプリメントを検討する基準

      • フードの成分表にグルコサミン・コンドロイチンの含有量(mg/kg)が明記されていない → サプリで補う価値あり
      • 含有量が明記されていて、体重あたりの推奨量を満たしている → 追加不要
      • すでに関節に症状が出ている(立ち上がりが遅い、階段を嫌がるなど) → 獣医師と相談のうえ治療グレードのサプリを検討

      サプリメントを選ぶときに注意してほしいのは、犬用サプリにも添加物はしっかり入っているという点です。健康面では、サプリの有効成分だけでなく、添加物欄も必ず確認してください。「チキンフレーバー」「甘味料」といった嗜好性を上げるための成分が多すぎるものは、個人的には避けています。

      もう一つ、人間用のサプリを犬に流用するのは絶対にやめてください。含有量が犬の体重に対して多すぎるケースがありますし、犬に有害な成分(キシリトールなど)が含まれている製品もあります。これは病院でも実際に事故として搬送されてきたことがあるので、強くお伝えしておきます。


      ここまでお読みいただいた方は、シニア犬のフード選びについてかなり詳しくなっているはずです。次のセクションでは、この記事で参考にした情報源と、私自身のプロフィールをまとめています。「この記事を書いているのは誰なのか」を知っていただくことで、ここまでの内容の信頼性を判断する材料にしていただければと思います。

      参考情報

      この記事を書くにあたって、以下の公的機関・団体の情報を参考にしています。

      参考にした主な情報源

      • AAFCO(米国飼料検査官協会):犬の栄養基準プロファイル — https://www.aafco.org/
      • 農林水産省「ペットフード安全法」:愛がん動物用飼料の安全性の確保に関する法律 — https://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/petfood/
      • 環境省「ペットフードの安全確保について」 — https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/petfood/index.html
      • FDA(米国食品医薬品局)DCM調査報告:グレインフリーフードと拡張型心筋症に関する調査 — https://www.fda.gov/animal-veterinary/outbreaks-and-advisories/fda-investigation-potential-link-between-certain-diets-and-canine-dilated-cardiomyopathy
      • 各メーカー公式サイト:このこのごはん(コノコトトモニ)、ブッチジャパン、ロイヤルカナン、ヒルズ、オリジン、アカナ、ミシュワン、ピッコロ、ナチュロル、ペロリコ、ペトコト、ココグルメ各社の成分情報・給餌量ガイド

      成分を見るときに「これはどういう基準で安全とされているのか」を調べる習慣がついたのは、動物病院で働いていた頃からです。飼い主さんに説明するためには根拠が必要で、そのたびに上記のような公的情報に当たっていました。この記事でも、個人的な感想だけでなく、裏付けの取れる情報をベースにしています。


      著者プロフィール

      この記事を書いた人

      ナナ|獣医助手・ドッグフードレビュアー

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