犬のトリマーとして10年以上、延べ5犬種のオーナー経験があります。サロンでは毎週のように「本当に良いフードって何ですか?」「グレインフリーやヒューマングレードって意味あるの?」と聞かれます。自分自身も犬種ごとの体質や好みに悩み、毎回フード選びに真剣に向き合ってきました。
データを見ると、ドッグフード市場は今や4,150億円(矢野経済研究所、2026年)に到達し、プレミアムフードやグレインフリー商品の成長が著しい状況です。現場では確かに「良いフード」の基準が年々変わり、飼い主の意識も大きく変化しているのを実感しています。
この記事では、公式データと現場の実体験の両方から、「プレミアム化」の実態、消費者の選択基準の変化、そして実際にどうやって「うちの子に合うフード」を選ぶべきかを専門家目線で深掘りします。市場成長の裏側にあるリアルな課題や、失敗から得た具体的ノウハウも包み隠さずお伝えします。
この記事でわかること
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ドッグフード市場規模・価格帯構造の推移と、プレミアム化の背景
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グレインフリー・ヒューマングレード商品の成長率と今後のトレンド
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フード選びの落とし穴と、飼い主が知っておくべき専門家の視点
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現場で実際にあった失敗・成功エピソード
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「データだけでは分からない」犬種ごと・個体ごとの違い
ドッグフード市場の全体像と価格帯別構造 ― 4,150億円市場の実態
市場規模の推移 ― ここ10年の成長カーブ

私がトリマーとして現場に立ち始めた10年前と今とでは、ドッグフードの市場規模の印象がまるで違います。矢野経済研究所によると、2026年度の国内ドッグフード市場規模は4,150億円に到達し、この10年で約1.2倍に成長しています(矢野経済研究所「ペット関連市場の現状と展望 2024」より)。この伸びは、単なるペットブームだけでは説明できません。
実際、サロンにいらっしゃる飼い主さんの相談でも「やっぱり値段が高いフードの方がいいの?」と聞かれることが増えました。昔は“とりあえず市販の安いもので”という感覚が主流でしたが、今は「健康寿命を意識してフードを選びたい」という声が本当に増えています。
価格よりも「中身重視」の人が増えた実感があります。値段だけで選ぶ時代は終わりつつありますね。
価格帯別の販売構成 ― プレミアム化の実態
GfKジャパンの2026年データによると、ドライフード市場のうちプレミアム帯(一般的に1kgあたり1,000円以上)は構成比で40%を超えました。10年前は20%未満だったことを考えると、倍増といっても過言ではありません。
この「プレミアムシフト」は、やはり都市部の若いファミリー層を中心に加速しています。サロンでも、「少し高くても安全・安心なものを」という相談が圧倒的に増えた印象です。一方で、地方や高齢者世帯では依然としてスタンダード帯(1kgあたり500円前後)が根強い人気を保っています。
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プレミアム帯の構成比が10年で約2倍に拡大
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スタンダード・エコノミー帯も一定の需要が継続
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飼い主の年齢・居住地域による選択傾向の差が大きい
地域・飼育頭数別の市場動向
都市部では1世帯あたりの犬の頭数が少なく(1~2頭)、その分1頭あたりにかけるフード代が高い傾向があります。逆に、地方や多頭飼い世帯ではコスト重視のフード選びが根強いです。実際、私のサロンでも都市部のお客様ほど「ヒューマングレード」「グレインフリー」「無添加」といったワードを気にされる方が多く、地方では「食いつき重視」「お腹を壊さないもの」を最優先するケースが目立ちます。
犬の健康志向は地域や世帯構成で全然違います。「うちの子は家族だから」とプレミアムを選ぶ方もいれば、「多頭だからコスパ重視」という現実派も多いですね。
プレミアム・グレインフリー・ヒューマングレード急成長の背景
グレインフリー商品の成長率 ― データで見るトレンド
グレインフリー(穀物不使用)フードの成長はかなり目覚ましいものがあります。GfKジャパンによると、2019年から2026年にかけてグレインフリー商品の売上は年平均15%以上の成長率を記録しています。私自身、サロンで「グレインフリーって本当に必要?」と聞かれることが増え、無視できないトレンドだと実感しています。
この背景には「アレルギーが心配」「消化に優しいものを」という健康志向の高まりがあります。特に小型犬やアレルギー体質の子を飼う方は、成分表をじっくり見て選ぶようになりました。
ヒューマングレード・無添加の台頭
最近では「ヒューマングレード」「無添加」といったキーワードも急速に浸透しています。ヒューマングレードとは、人間が食べられる基準の原材料を使っているという意味です。以前はごく一部の高価格帯フードだけだったのが、今ではミドルレンジのフードにもその波が押し寄せています。
サロンでお話ししていても「添加物が心配」「国産が安心」といった声が増えてきました。特に初めて犬を迎えるご家庭ほど、最初から無添加・ヒューマングレードを選択肢に入れる傾向が強いです。
プレミアムフード選択者の特徴と背景
プレミアムフードを選ぶ方の共通点として、「犬の健康寿命」を意識している点が挙げられます。さらに、SNSなどで情報収集に積極的な20~40代の女性が多く、フードの成分や生産背景にまでこだわる人が目立ちます。
- ポイント:
- プレミアムフード選択者は健康志向・情報感度が高い
- 小型犬や新規飼育層にグレインフリー・ヒューマングレードの需要が拡大
- 多頭飼い・高齢者世帯ではコスト優先の傾向
この変化は、単なる流行ではなく「家族としての犬」という意識の定着が背景にあると、現場で日々感じています。
なぜ「良いフード」は犬によって違うのか ― 専門家視点の原因分析
犬種・体質・ライフステージの違い
僕が最も強く感じるのは、「うちの子にとって良いフード」と「他の子にとって良いフード」は全く違うということです。例えば、チワワとトイプードルでは、消化能力もアレルギーの出方も全然違います。チワワは胃腸が繊細で、脂っこいフードや食物繊維が多すぎるとすぐ軟便になりがちです。一方トイプードルは皮膚トラブルが多く、タンパク質やオメガ3脂肪酸のバランスにシビアです。同じ「グレインフリー」でも、チワワには合うけどトイプードルには合わないケースも珍しくありません。
また、パピー(子犬)・成犬・シニア犬で適したフードの基準が大きく変わります。特にシニア期は消化吸収力が落ち、今まで平気だった成分で下痢をすることもあります。
飼い主の意識とフード選びのズレ

ペットフード協会の調査(2026年)によると、飼い主がフード選びで重視するポイントは「価格」「食いつき」「安全性」が上位を占めています。ですが、現場のプロからすると、もっと体質やライフステージ、犬種特性を考慮してほしい場面が多いです。特に「トイプードルはどれでも大丈夫ですよね?」という相談にハッとすることがあります。実際はトイプードルの中でも皮膚が弱い子、消化が弱い子、それぞれ違う注意点があるのです。
犬種特性を無視したフード選びは、健康トラブルの原因になることが本当に多いです。
市場データと現場感覚のギャップ
市場調査データでは「グレインフリー」「ヒューマングレード」がトレンドとされていますが、現場で話していると、実際は“流行り”で選んでしまい、体質に合わずお腹を壊すケースが後を絶ちません。特にチワワやダックスのような繊細な犬種ほど、流行のフードが必ずしもベストとは限らないのです。
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犬種・体質・年齢・生活環境でフード選びの基準が変わる
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市場トレンドと「うちの子に合う」は必ずしも一致しない
専門家の目線で言うと、「うちの子は何が合うのか」をしっかり観察し、流行や広告だけに流されない選択が一番大切だと考えています。
著者:トリマー・アヤ
【実体験】フード選びの失敗 ― データだけでは見抜けなかった落とし穴
パッケージ表示と現実のギャップ
僕がドッグフード選びで一番最初につまずいたのは、パッケージの「全犬種対応」「涙やけ対策」といったキャッチコピーを鵜呑みにしたことでした。2016年、トイプードルの涙やけがひどく困っていた時期があり、「涙やけに良い」と大きく謳われたプレミアムフードを迷わず選びました。しかし、1ヶ月経っても症状は改善せず、むしろ悪化してしまいました。
チワワやトイプードルでも、こうした謳い文句の影響は大きいですが、実際の効果は犬種や体質で大きく異なります。
実は「全犬種対応」は万能ではなく、特に涙やけの出やすいトイプードルには繊細なケアが必要です。パッケージの文字だけで選ぶと、思わぬ落とし穴にはまることがあるのだと痛感しました。
原材料・添加物の見逃し
当時の僕は、成分表示の細かい部分までしっかり見ていませんでした。涙やけの原因として、酸化防止剤や保存料が体質に合わないことがあるのですが、パッケージの表面だけを信じてしまい、裏面の原材料や添加物リストを見落としていました。
実際、購入したフードにはBHAやBHTといった合成保存料が入っており、これが原因で涙やけが悪化した可能性が高いです。犬種によって、この影響の受け方もかなり違います。トイプードルは比較的敏感で、逆に柴犬やラブラドールは症状が出にくい傾向があります。
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パッケージ表面の謳い文句だけで判断しない
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原材料・添加物リストを必ず確認する
飼い主の先入観によるミス
最大の失敗は、「高いフード=安心」「有名ブランド=安全」という思い込みでした。僕自身も、SNSや口コミで評判のフードを何も考えずに選んでしまったのが正直なところです。でも実際は、犬種や年齢、生活環境によって合う・合わないが大きく分かれます。
トイプードルの涙やけ事件以降、データや評判だけでなく、実際の成分と自分の愛犬の体調を結びつけて判断することが大事だと強く感じました。これをきっかけにフード選びの基準が根本から変わり、今では「うちの子の体調・便・毛艶の変化」に目を向けるようになりました。
飼い主の先入観でフードを選ぶと、思いもよらない健康トラブルを招くことがあるので、本当に注意が必要です。
【実体験】ベストなフード選びに辿り着くまで ― 改善のプロセスと効果
原材料と添加物の徹底チェック
失敗を経て、僕はまずフードの原材料表示を徹底的に比較することから始めました。特に重視したのは、保存料・着色料・酸化防止剤の有無と、主原料が何かという点です。グレインフリーやヒューマングレードのフードもいくつか試しましたが、「グレインフリーなら絶対安全」というわけでもありません。アレルギー体質の子には穀物が入っていない方が調子が良いことが多いですが、逆に消化が悪くなる犬種もいるため、犬種ごとの傾向をよく考慮しました。
食いつき・排泄・体調の観察法
フードの切り替えは一度にせず、1週間から10日かけて少しずつ混ぜていきます。その間、便の色・硬さ・回数、毛艶、涙やけや耳の汚れ、体臭の変化などを細かく記録しました。「食いつき」だけで判断せず、排泄や体調全体の変化を見ていくのが、健康維持の大前提だと感じています。
トイプードルとミニチュアダックスでは、食物繊維の量やたんぱく質の種類によって便の状態が大きく変わるので、犬種ごとの比較は本当に重要です。
犬種・個体ごとの比較実験

2026年にはグレインフリーのフードを複数犬種で比較しました。トイプードルの場合、涙やけが徐々に改善し、3週間ほどで毛艶も良くなった実感があります。一方、シニア期のダックスには消化器系の負担が強く出てしまい、お腹を壊しやすくなったため、フードの成分バランスをまた見直しました。
このように、うちでは犬種と年齢、個体ごとにフードを調整することで、それぞれの健康状態が明らかに良くなりました。特に、原材料へのこだわりと細かな観察・記録は、ベストなフードを見つけるために欠かせないプロセスだと感じています。
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原材料・添加物の表示を確認する習慣をつける
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犬種や年齢ごとの変化を記録する
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食いつきだけでなく排泄や毛艶もチェックする
業界の現場常識と一般飼い主の誤解 ― データと体験から見る認知ギャップ
「国産=安全」という思い込み
サロンでもよく耳にするのが、「国産なら間違いないですよね?」という質問です。確かにペットフード協会の調査でも、購入時の重視ポイントとして「国産」が上位に挙げられています(一般社団法人ペットフード協会「令和4年度 全国犬猫飼育実態調査」より)。しかし、プロの目線で言うと、国産だけで安全性は語れません。原材料の産地や加工方法、添加物の種類まで見ないと、本当の安全は保証できません。
「価格が高い=質が良い」の落とし穴
「高いフードなら安心」という誤解もとても多いです。確かにプレミアムフードは良質な原材料を使っていることが多いですが、必ずしもすべての犬に合うとは限りません。実際、うちのミニチュアシュナウザーは高級フードでお腹を壊しました。価格だけで選ぶのではなく、原材料や製造過程も必ずチェックすることが重要です。
「グレインフリーなら万能」の誤解
グレインフリー=万能という思い込みも、業界では慎重に扱われています。実際にグレインフリーフードが合うのは、アレルギーや消化不良がある子に限られるケースも多く、全ての犬にベストとは限りません。柴犬やラブラドールのように、穀物があった方が消化が安定する犬種もいます。
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国産・高価格・グレインフリー=絶対安心ではない
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「うちの子の体調」を最優先で判断する
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世間の評判や流行に流されすぎないこと
サロンでは、こうした誤解から体調不良になってしまった子を多く見てきました。情報の正しい取捨選択が、本当に大切です。
著者:トリマー・アヤ
今日からできる!プロが実践するフード選びステップとチェックリスト
犬のフード選びは、一見難しそうに感じるかもしれませんが、ポイントを押さえれば誰でも実践できます。私がサロンでオーナーさんにお伝えしている「選び方の順番」を、具体的なチェックリストとともに紹介します。
原材料・添加物の確認方法
まず最初に見るべきは、原材料と添加物です。ドッグフードのパッケージ裏、もしくは公式サイトで原材料表記を必ず確認してください。肉類や魚類が最初に記載されているか、動物性油脂や不明瞭な表記が多くないかをチェックします。合成保存料や着色料、香料が入っていないかも重要です。
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肉や魚が主原料か
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添加物(保存料・着色料・香料)が少ないか
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原材料の産地や詳細記載があるか
チワワのような小型犬は、人工添加物に敏感な傾向が強いため、特に原材料の質を重視しています。逆にラブラドールなど大型犬は、多少の添加物に神経質になるより、カロリーや消化性を意識した方が体調安定につながると感じています。
犬種・年齢・体質別の選択ポイント
犬種や年齢、体質によってベストなフードは大きく異なります。たとえば、トイプードルは皮膚トラブルが多いためオメガ3系脂肪酸を含むフードを勧めることが多いです。逆に柴犬は胃腸が敏感な子が多く、穀物や繊維質のバランスが大切です。
年齢による必要栄養素の変化も見逃せません。パピー期は高タンパク・高脂質、シニア期は低脂肪・関節ケア成分を意識します。アレルギーや慢性的な下痢・皮膚炎がある場合は、獣医師に相談しながら選びましょう。
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犬種特有のトラブル(皮膚・関節・胃腸)を把握する
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年齢・ライフステージで必要栄養素が異なる
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アレルギーや既往歴がある場合は必ず医師の判断を仰ぐ
試食・切り替え・経過観察のステップ
どんなに評判が良いフードでも、実際にその子に合うかは食べてみないと分かりません。試食サンプルや少量パックから始め、いきなり全量を切り替えず、今までのフードに少しずつ混ぜて量を増やしていくのが安全です。
切り替えの期間は1〜2週間を目安に。うんちの状態、体調、食いつきに変化がないかを観察します。もし下痢や嘔吐、かゆみなどが出た場合は、すぐに元のフードに戻し、獣医師に相談しましょう。
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少量パックやサンプルで様子を見る
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1〜2週間かけて徐々に切り替える
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うんち・食いつき・皮膚の状態を毎日チェックする
私自身、ミニチュアシュナウザーの子で急な切り替えをして大変な下痢になった経験があります。焦らず、じっくり経過を見ることが大切です。
著者:トリマー・アヤ
プレミアムフード市場の今後 ― 専門家が見る将来展望と変化の兆し

法改正・表示規制の動向
今後、ドッグフード市場では法改正と表示規制の強化が進むと予想されます。農林水産省や消費者庁による表示基準の見直しが進んでおり、2026年時点で「原材料の明確な記載」「成分の詳細な開示」などが義務化される方向で議論されています(農林水産省・ペットフード安全法資料による)。これにより、消費者がより安心して選べる環境が整うはずです。
サロンでも「この表記って大丈夫?」と相談されることが増えました。今後はパッケージだけでなく、公式サイトやカスタマーサポートを活用し、情報を複数の角度から確認する習慣が大切になってきます。
サステナビリティ・健康志向の強化
環境配慮型の原材料やパッケージ、動物福祉・持続可能性を重視したフードが増えています。特にヨーロッパやアメリカでは、昆虫由来プロテイン、オーガニック認証、環境負荷を抑えた生産体制が急速に広がっています(Euromonitor International 2026年レポートによる)。
日本でも健康志向と並行して、サステナビリティを重視するオーナーが増加傾向です。サロンでも「地球環境や動物福祉を考えたフードにしたい」という相談が年々増えています。こうした動きは今後ますます一般化すると考えています。
うちのサロンでは、手作り食やサプリメントを取り入れる飼い主さんも増えています。特にアレルギー体質の子や高齢犬では、オーダーメイドの食事管理が当たり前になりつつあります。
パーソナライズ・サブスク型フードの台頭
パーソナライズドフードやサブスクリプション型サービスも注目を集めています。最近ではAIやビッグデータを活用し、犬種・年齢・体重・アレルギー情報に合わせて自動調整するフードが人気です。これにより、より細やかな健康管理が可能となり、継続的な見直しや相談がしやすくなっています。
消費者の行動も「毎月同じフードを買う」から「その時の体調や年齢に合わせて見直す」方向へシフトしています。こうした変化に対応するため、プロとしても最新の情報収集と提案力がますます求められると感じます。
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表示規制強化で選択基準が明確化
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サステナビリティ・健康志向の高まり
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パーソナライズ・サブスク型サービスの拡大
今後も「うちの子に本当に合うフードを選ぶ」目線で、飼い主さん・プロ双方の情報リテラシーが問われる時代になるでしょう。
著者:トリマー・アヤ
よくある質問
- グレインフリーのドッグフードは全ての犬種に向いていますか?
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グレインフリーが必ずしも全犬種・全個体に適しているとは限りません。たとえば、チワワは消化器が繊細な傾向があり、急な切り替えでお腹を壊すことも。一方、トイプードルはアレルギー対策としてグレインフリーが有効な場合もあります。犬種や体調・体質を考慮して選ぶことが重要です。
- ヒューマングレード表示は本当に安全性が高いのでしょうか?
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「ヒューマングレード」という表示は、人間が食べられる基準の原材料を使っていることを意味しますが、必ずしも全ての安全性や品質を保証するものではありません。製造工程や保存状態も含めて総合的に判断する必要があります。
- 価格が高ければ高いほど良いドッグフードですか?
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価格が高いからといって必ずしも「うちの子」に最適とは限りません。犬種や体質によって必要な成分や嗜好が異なるため、原材料や添加物、実際の体調変化などを総合的に見極めることが大切です。
- ドッグフードの切り替え時、どのくらいの期間をかけるべきですか?
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一般的には7〜10日かけて徐々に新しいフードの割合を増やすのが理想的です。特にチワワのように消化器が繊細な犬種は、もっと時間をかけてゆっくり切り替えることをおすすめします。
- 「全犬種対応」と書かれたフードでも犬種ごとに注意点はありますか?
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はい、注意が必要です。たとえば、チワワとトイプードルでは顎の大きさや噛む力、消化能力が全く違うため、同じフードでも向き不向きがあります。必ず個体の体調や食べやすさも確認してください。
- フード選びで最も重視すべきポイントは?
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まず原材料と添加物の内容を確認し、そのうえで「うちの子」の体調や排泄、食いつきなどを観察して判断することが重要です。犬種ごとの体質やアレルギー傾向も必ず考慮してください。
🔍 トリマー歴10年が現場から語る ドッグフード4,150億円市場の裏側 ― プレミアムフード急成長のデータと「良いフード」の見極め方をチェック
まとめ — 記事の要点
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ドッグフード市場は直近10年で大きく成長し、2026年には4,150億円規模に到達。特にプレミアムフードの構成比が倍増しています。
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グレインフリーやヒューマングレードなど、健康志向・安心安全を重視する飼い主が増加。都市部と地方、年齢層によっても選び方に大きな違いがあります。
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「良いフード」の基準は犬種・体質・年齢・生活環境によって異なり、データや流行だけでは選びきれません。チワワとトイプードルでは必要とする栄養バランスや食感の好みが全く違うため、犬種ごとの特性を重視する必要がありました。
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パッケージのキャッチコピーや「全犬種対応」の表現を鵜呑みにせず、原材料や添加物の内容をしっかり確認することが重要です。
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実際のフード選びは、「原材料・添加物の確認」「食いつき・排泄・体調の観察」「比較実験」を繰り返し、うちの子に一番合うものを見つけるプロセスが大切です。
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参考情報
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矢野経済研究所「ペット関連市場の現状と展望 2024」
https://www.yano.co.jp/market_reports/C671 -
ペットフード協会「全国犬猫飼育実態調査」
https://petfood.or.jp/data/chart2023/ -
GfKジャパン「ペットフード市場分析」
https://www.gfk.com/ja/about-gfk/press/petfood2024 -
農林水産省「ペットフード安全法」
https://www.maff.go.jp/j/syouan/tikusui/petfood/ -
日本ペット栄養学会
https://petnutrition.jp/
この記事を書いた人
トリマー・アヤ
トリマー歴10年・5犬種のオーナー経験あり。サロンで相談される悩みを記事にしてる。
免責事項
本記事は、筆者の現場経験および公的データ・各種調査結果をもとに執筆していますが、すべての犬種・個体に当てはまるとは限りません。各フードや健康状態に関する最終的なご判断は、かかりつけの動物病院・獣医師等の専門家にご相談ください。メーカー・商品を特定して推奨しているものではなく、記事内容は参考情報としてご活用ください。

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